11月はとことん在宅医療の月です。今日は厚労省の偉いお役人さんと国家議員さんが、我がクリニックに下町の現場視察をするためだけに来られました。看護学生や医学生や研修医の研修は日常的ですが、国会議員や官僚さんの視察にはさすがに緊張しました。

  午前中の外来見学のあとは、当院スタッフと昼食会と私の在宅医療のミニレクチャー。その後、末期癌や認知症患者さんなどの7人の在宅医療の現場を一緒に回りました。人工呼吸器をつけている子供さんのお母さんは官僚さんに、リハビリの制限はおかしいとアピールしてくれました。夕方からは医師幹部の先生も加わって情報交換会、さらに夜には、関西の有志の医師（女医さんも2人）を含め、9人で夕食を囲みました。

  今回、わざわざ尼崎まで来て頂いた官僚さんに感謝します。今後は我々現場の人間と政治、官僚の三位一体となった共同作業が大切だと思います。