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1月21日(水)

2009年01月21日(水)

我ながら情けない ―連携が全然できていない!!―

 毎週外来通院していたある末期がんの患者さんから、仕事を終えて帰ろうとした夜9時前、発熱で緊急の往診依頼があり往診しました。

訪問してビックリ。なんと3ヶ月前から私の知らないころで訪問看護、訪問介護が始まっていました。私のところには気を遣って、毎回タクシーを使って通院していたようです。

ケアマネさんがいるのも知らなければ、病院の主治医がとある訪問看護ステーションに訪問看護指示書を出していることも知りませんでした。本当に驚くことばかりで、主治医(私)と病院主治医、ケアマネ、訪問看護師、ヘルパーさんなどが、全くバラバラに動いているという珍しい症例でした。患者さんが不安からあちこちに電話をしまくった結果こうなったようです。 

 これはまずケアマネに責任があります。昨年11月に「ケア会議」を開催すべきだったのです。さっそくケアマネに電話しましたが連絡が取れず、やっと取れたのは4日後でした。「ケア会議」の開催を提案しても、「ケア会議」を開いたこともないようで知りませんでした。ケアマネがその責任があることも知らないようです。これが地域の現実かと思うと悲しくなりました。 

 ケママネと医者の連携の会「ケアマドの会」を開催していますが、「連携」の必要性が浸透するにはまだ相当な時間がかかりそうです。

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この記事へのコメント

ホントに 連携って 難しいです
ホントにしがらみが多いです

2009年の記事ですね…
長尾先生からみて 約5年が経過して よくなっているんでしょうか?

訪問看護 やり始めて 3年になりました
在宅医療は 訪問看護が重要なポイントだみたいなことをお国は言っている
(それに参戦して いろんな企業の母体の訪問看護ステーションが増えていますが…どうなんでしょう???)


国に 言いたいです
本気で 在宅医療をすすめようとするならば
医師とのしがらみをなんとかして欲しいです

看護師も厚生労働大臣より免許交付された有資格者です
「療養上のお世話」と「診療の補助」が看護のお仕事です

なんですが…
療養上のお世話にも訪問看護指示書がないと訪問看護に行けないしがらみがあります
→ヘルパーさんは 訪問に行けるのにね…

長尾先生のように在宅医療を理解してくださる先生は
看護の力を認めてくださり 自由にやらせていただいています

しかし 理解のない先生は
「あんたたちが行って何をするんだ…それは介護だろ!」と言い放たれてしまいました
看護師=診療の補助としか見てないんですよね
医師の手下じゃございません ミニドクターじゃありません

ここが 訪問看護の広がらない大きな壁です
愚痴って スミマセン

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年08月22日 01:01 | 返信

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