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最後の休日は読書の1日
―自衛隊について勉強しました―
2009年01月04日(日)
今日は、午前中に末期がんの方の往診をしたあと、ひたすら読書をしました。例の田母神論文と自衛隊についてゆっくり勉強しました。私は身内や友人に自衛隊員が何人かいたり、東京オリンピックの円谷選手がかつて下宿していた部屋に、大学時代に下宿していて、自衛隊を結構身近に感じてきました。防衛大学や防衛医大も受験しました。
尼崎に少し住んだ後、陸上自衛隊西部方面総監部のある伊丹市に育ち、14年前の阪神大震災ではシビリアンコントロールの影響か、はたまた時の総理、村山氏の無能さか、陸の孤島と化した市立芦屋病院にて勤務し、自衛隊の災害救助対応の遅さを痛感した一人でもあります。
田母神さん自身の著書をはじめとする論客たちの数々の近著、特に、月刊誌Willの1月号、2月号と続く「田母神特集」は、私のような単純な人間をかなりその気にさせる素晴らしい内容でした。毎朝配信される勝谷誠彦氏のメールマガジンも、ガンガンその路線です。以上は、「9条改正、自衛隊を軍隊に、核武装も」という流れです。
一方、保険医協会や精神科医「香山リカ」氏らの「9条の会」の主張は、一貫して「改憲反対、自衛隊派遣反対、非核3原則堅持」です。共産党の主張は昔から一貫しています。昨年末には「憲法9条の思想水脈」の著者である京都大学教授の山室信一氏の講演を聞いたり、直接お話ししたりもしました。そうだ!と思いました。この辺の微妙な議論は、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」が大変分かりやすく、これを見るためにゴルフも休んで、テレビの前にくぎづけになりました。
元旦には戦争体験者である義理の祖母あたりの身内に聴いてみましたが、みなさん「改憲反対」でした。やはり原爆投下の影響が大きいようです。医師会の偉い先生にも尋ねてみると「今は大半が改憲派でしょう。反対しているのは共産党だけでしょう」とのことでした。私は自分では右翼だと思っていましたが、実は左翼なのでしょうか?
昨年のクリスマスにはついに岡田かつや民主党元代表にも直接聞く機会がありましたが、「自衛隊を派遣しないで下さい」と言うにとどまりました。50を超えたオッサンが恥を顧みず色々聞いていくうちに、さまざまな意見があることが分かりました。次期政権が確実な民主党議員の中にも、右から左までかなりの幅があるようです。この命題は当然ながら近隣諸国や世界との関係、特に対米関係をどう考えるかに依ります。
昨年、関岡英之氏の名著「奪われる日本」や「アメリカの日本改造計画」を読み、大変影響を受けました。秋には、同じく関岡氏の大ファンであるという大阪14区で立候補予定の長尾敬氏とも意気投合しました。
ここでやっと医療の話に少し戻りますが、梅村聡議員の部屋に来る欧米からの「黒船」を実際に見て、益々、国政の追米主義を実感し、小泉改革の欺瞞を確信しました。日本の医療は、半分は米国によって破壊されたと思います。しかしなぜ、小泉改革の旗振り役であった竹中氏がまだテレビに出ているのでしょうか?かなり罪は重いと思うのですが。またその竹中氏を擁護する高橋洋一氏がなぜ救世主となり得ているのでしょうか?など素人の疑問はつきません。さて、米国を支配するものは一体何でしょうか?サブプライムローン問題を起こしたのは一体何でしょうか?
昨年から、明治天皇の孫と称する「中丸薫」氏の多くの著書をあたり、講演も聞くうち、911をはじめとする驚くべき事実を知りました。結局世界を支配しているのは、ロスチャイルドとロックフェラー一家であるとのこと。一応納得したつもりだったのですが、最近ある本を読みまた分からなくなりました。
元「フォーブス」アジア太平洋支局長のベンジャミン・フルフォード氏の近著「世界と日本の絶対支配者―ルシフェリアン―」(講談社、1600円)という本です。本屋の店頭に沢山並んでいました。金融危機を演出し人類制覇を狙う闇の勢力。世界の支配者はユダヤ人ではなくルシフェリアンとう一族。オバマ新大統領も彼らの下僕であるという内容です。ロックフェラーでもロスチャイルドでもなく、ルシフェリアンとのことです。
結局この本を読んで私が思ったことは
・追米政策はやはり間違い、早急に脱却の道を模索すべき・医療費削減政策から早急に脱却し、国民皆保険制度を死守すべき
・ルシフェリアンは第3次世界大戦を起こそうとしているので日本は巻き込まれてはいけない。カザのごとく、今、かなり危険な状態。(911が第3次世界大戦の始まりであるそうな)
・日本は経済でも精神性でも世界の救世主になり得る
・現在、民主主義が機能しているのは北欧のみであり、そこはルシフェリアンが入り込めない。日本が北欧をモデルとしていく方向性は、やはり正しい。
などです。当り前のことを再確認しただけなのですが、理解が深まりました。 結局、改憲や自衛隊の問題に戻ると・・・・。ウーム、もう少し勉強します。いずれにせよ、麻生さん、2兆円もあれば医療再生に使うべきなのに。一方で2200億円削減政策は進行中。どうしようもないこの矛盾。なぜ日本医師会はもっと大きな声で叫ばないのか。不思議です。医療再生と同時に、経済、国防も考えなくてはと思いました。
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