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余命2週間なのにベッドも借りられない介護保険は自作自演の詐欺
2009年07月31日(金)
先 週、余命1ヶ月の末期がんの患者さんがもだえ苦しんでいました。痩せこけて寝たきり状態でした。麻薬で痛みを取り、ステロイドで食欲を出させると、一瞬元 気になりました。たいていこのあたりで市の認定調査員の登場となります。一瞬だけの最高の状態で評価がなされます。しかしその数日後、再び寝たきり状態へ 戻りました。案の定、介護認定調査の結果は「要支援2」でした。このままでは介護用のベッドのレンタルさへ出来ません。今度は役所に「ベッドを借りる医師 の意見書」みたいな書類を書かなくてはなりません。アホらしくなりました。余命1ヶ月でも介護保険が使えません。何のための保険でしょうか。
4月から勝手に2段階軽く出るように厚労省は自民党からの指令を出して、コンピューターを操作しました。政権与党は最初、この事実を否定していましたが、 選挙対策のため、先週はそれを認め、緩和を公約しています。もう何が何だかわかりませんね。自作自演の詐欺のようです。現場はただただ振り回されるだけで す。膨大な無駄です。
末期がんの方の新規の往診依頼が一人ありました。ALSで状態の悪い方が一人、あと数人往診したら11時になってしまいました。
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