健康病が蔓延

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健康病が蔓延

2009年08月10日（月）

暑い夏。蚊に噛まれるのは当たり前です。しかし、その小さな赤い膨らみにも治療を求める患者さんが来られます。背中が少し痒い、首の筋がピクピクした、立ちあがった時にホンの少しクラっとしただけでも何回もＭＲＩ検査を迫る患者さんもいます。

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健康でなければならない、皮膚には染みひとつあってはいけない、３７度を超える微熱は注射で治療しなくてはならない。そんな訴えの患者さんが引っ切り無しに診察室に来られると冷静さを失いそうにもなります。日曜日の携帯電話は、ちょっとした発熱で何回も鳴ります。いい加減うんざりして「熱で死にませんから何もしないで様子を見てください」なんて言うと「訴えてやる」「殺してやる」と凄まれることもあります。必要ないと思いながらも解熱剤を処方する自分に自己嫌悪します。健康病が蔓延です。一部の人かもしれませんが・・・