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今は亡き若者の友人たちが集まった誕生パーテイ
2009年10月09日(金)
3ヶ月前にご自宅で看取った、元気(だった)で超人気者だった若者のお母上が外来を受診されました。彼との思い出を回想すると、母親は「先生、息子を覚えていてくれたんですか」と泣きだしました。私は「毎日、思いだしますよ。僕は彼の2倍以上生きているのに何の役に立っているのだろうと。毎日、家の前を通りますから」と言いました。
彼の友人たちが、亡き彼の誕生日に彼の部屋に集まり、バースデイパーテイを開いてくれたこと。ハワイに旅行した友達が、亡き彼のためのお土産と言って彼にTシャツを持ってきてくれたこと。仲間の間では彼はまだ生きていることになっている、などお話してくれました。こんなに仲間に思われる彼とは、元気な時、一体どんな存在だったのだろう、など想いを巡らせました。
私自身、この年になっても高校時代の身内の死がトラウマになり、「死んだら終わり」という感覚が抜けません。虚無感というのでしょうか?寂しい死生観であると自分でも思いながら日々、人の死に接しています。しかし彼らの死は私の死生観を確実に変えてきているのも事実です。
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