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在宅医療中止翌日のペースメーカー騒動
―在宅医療とはセコムに入るようなもの―
2010年03月27日(土)
90代半ばの独居の高度難聴・高度視力障害の老人を在宅医療でフォローしてきましたが、調子がよくなったので、昨日、ご家族が在宅医療中止を言ってきました。中止しても一旦教えた携帯番号はそのままです。ところが、さっそく翌朝、その携帯電話で起こされました。「脈が遅くてふらつく」と。それだけで「三度の房室ブロックでペースメーカーの適応かな?」と直感しました。
さっそく往診しましたが、心拍数40回。どうやら直観が当たっているようです。クリニックに運び心電図を取ると直感が現実になりました。さっそく病院に送りました。胃ろうや気管切開と違い、ペースメーカーを入れることで迷うことは私自身はありません。もちろん患者さんやご家族はそれを希望されました。
1年前、その「ペースメーカー入院」を拒否された患者さんが本当におられました。高齢が理由です。その方は、お薬が高度徐脈の原因だったようで、その後、中止とともに正常に戻りました。
患者さんには、「長生きしたら車のエンジンのプラグも少しはイカレてきますよ。でも交換すればすぐに治りますからね」と説明しています。
そして、「在宅医療とはセコムに入るようなもの」と、訳がわからん説明もしています。
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