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認知症とパーキンソン病で約１０年間完全寝たきりの患者さんを診ています。この方がまだ御元気なのは、１０年間このヘルパーさんが一生懸命口から食べさせているからだと思います。上手くトロミを付けて工夫されています。

このヘルパーさんは胃ろうに懐疑的です、経験的に、口から食べることが一番大切であることを知っています。毎週、この患者さんを訪問しても患者さんはお喋り出来ませんから、もっぱらヘルパーさんとのお喋りになります。

彼女は小さな時からこのおばちゃんを知っています。５０年たって「おばちゃん」は「おばあさん」になりました。５０年以上前から知っているひとを介護する。これほど素晴らしい話はありません。まさに「地域で介護」しています。

看取りヘルパーさん、頑張れ！