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「風邪の注射」って何でしょう?

―朝日新聞WEBサイト アピタルブログより(第9回)―

2010年04月29日(木)

前回に続いて、風邪のお話です。

風邪の患者さんから、よく「風邪の注射をしてくれ」と頼まれます。
「そんな注射はありませんよ」と説明しますが、納得してくれません。

「前の医者ではしてくれたのに」、ともよく言われます。
一体、何の注射だったのか、こちらが教えてほしいです。
秘伝の注射があるのでしょうか?

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なにかと注射や点滴が好きな方がおられます。
「一発で元気になる注射をしてくれ」、という方も。
「そんな注射があったら、自分に打つわ」と説明します。

ビタミン剤でしょうか?
抗生剤でしょうか?
単なるブドウ糖でしょうか?(プラセーボ効果)

注射や点滴は、保険での使用が厳しく制限されています。
肺炎なら抗生剤を使いますが、風邪に抗生剤を使う医者は、
「ヤブ」ということになっています。
だからなるべく使わないようにしていますが、真剣に
「マイシンも入れといて」と要求された時は、困ります。

本当に必要だと判断したら、こちらから言いますから
焦らないでくださいね。

外科医は「盲腸に始まり盲腸に終わる」と言われます。
町医者は「風邪に始まり風邪に終わる」と実感します。


(当ブログは、朝日新聞WEBサイト"アピタル"にて掲載中です。)

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この記事へのコメント

長尾先生がまじめに患者さんと接しておられる姿を想像しながら真剣に読みましたが。。。
やっぱり面白すぎます。
声をあげて笑ってしまいました。
楽しいです!
癒しのブログを有難うございます。
失礼なコメントでごめんなさい。
長尾先生は吉本のコントの作家がお似合いです。(失礼しました。偉いお医者様に!ごめんなさい)

Posted by 狭間紀代 at 2010年04月30日 01:35 | 返信

小生73歳の男性ですが、20歳代のころ、風邪を引くと、近所の開業医さんに、風邪の注射を良くしてもらった記憶があります。当時、メチロンという皮下注射をしてもらったことを思い出します。また、フェナスチンという注射も受けた記憶があります。これは解熱用の注射ではなかったか思います。記憶違いかもしれませんが・・・。昔は、現在の総合感冒薬に相当するような注射液があったのではないでしょうか。この注射をすると、抗ヒスタミン剤が配合されていたのか、眠気を良く感じたものでした。参考までに。

Posted by 住谷 忠三 at 2010年04月30日 03:39 | 返信

住谷さま 長尾です。
メチロンという消炎解熱剤。
私も昔、ときどき使いました。
ショックなどの副作用で今は使いませんね。
昔は、今のように生活習慣病が多くなく、
開業医のことを、「風邪医者」といったようです。
風邪の季節によく儲けたと聞きます。
なんだか、河豚屋さんのようですね。

Posted by 和 at 2010年04月30日 02:20 | 返信

紀代さん
吉本に弟子入りしたいのですが、その才能がないと言われました。
吉本の方とよくゴルフをしますから、確かな評価です。
私は「真面目すぎて食えないね」と、よく言われます。

Posted by 和 at 2010年04月30日 02:23 | 返信

「風邪で始まり、風邪に終わる」ですか、料理の世界は「卵焼きにはじまり、卵焼きに終わる。」ですよね。薬剤師には残念ながらそういう言葉ないですね、作んなきゃいけないというよりも、仕事がそこまで深い世界に今まで潜り込んでなかったからなのかもしれません。猛省です。勉強させて頂きました。

Posted by 堀淵 浩二 at 2010年04月30日 03:25 | 返信

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