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禁煙後パニック障害

2010年07月14日(水)

「禁煙うつ」という言葉があります。
それまでタバコのニコチンで無理やり出していた脳内ドーパミンが、突然出なくなるからです。
1週間前に自力で禁煙したとたん、突然に「うつとパニック障害」に陥った方が来られました。
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うつ症状のみならず、パニック発作も起こしています。
シャブ中毒患者のように、キョロキョロドキドキ。
タバコを止めるまでは、全く普通の人でした。

私は、「禁煙後パニック障害」と勝手に命名しました。
うつとパニックは、まさに親戚です。
しかしここまで酷いケースははじめてみました。

「タバコを吸ったら治りますか?」
「とんでもない。絶対にもどったら駄目ですよ!」

抗不安薬と抗うつ薬を処方して、禁煙を続けるよう、
時間をかけてアドバイスし、納得いただきました。
禁断症状としての、パニック発作と理解すべきです。

隣に座っている奥さんのためにも。
そしてお腹にいる赤ちゃんのためにも、と説明したら、
なんとか納得してもらいました。

町医者とは、ニコチンと闘う医者。



 

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