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学校での禁煙指導について講演

2010年10月04日(月)

午後は、尼崎市医師会学校保健委員会に呼ばれ、
「学校での禁煙指導」についてミニ講演をしました。
学校教育の中でやらないと駄目だと申し上げました。

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私が校医をしている高校や、禁煙講座をした学校での
経験談を話しました。
現在のターゲットは、中学生を飛び越えて、小学生であることも言いました。

子供はニコチン依存症の回路が出来やすい。
しかし、未成年者の禁煙指導は健康保健がきかず、自費診療となります。
ニコチン依存症と言う立派は病気なのに。

大変、大きな仕事なのに。
本来は、公費を使い無料でやればいいのに。
いったい何を考えているのか・・・

学校での禁煙講座には、
1)ビデオや音響の下見
2)生徒を飽きさせない工夫
3)スモーカライザーの用意
4)講演終了後に個別相談の時間もつくっておく
5)体育館で行う場合は、季節も重要
などが大切。

終了後、妊娠中や授乳中のお母さんへのチャンピクス投与の
是非について質問されました。

困っていると、ある産婦人科の医師が、
「喫煙している妊婦は断る」と発言しました。
おもわず拍手を送りました。

全産婦人科がそうすれば、その母親は必ず
タバコを止めるでしょう。


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この記事へのコメント

先生、お久しぶりです。

その産婦人科の先生に拍手!!!です。呼吸器科の先生たちもそうしてくれればいいのに。。。と思いました。
そうすれば、ただでさえ忙しい医療現場で、本当に医療を必要としている患者さん達にもっと時間もケアもまわっていくのは目に見えています。

先天性の病気で行きが出来ずにゼイゼイしながら『苦しい。助けて。』と懇願される患者さんのそばに少しでも長く
そばについてあげたいのに、煙草をやめたくない患者さんたちが勝手に酸素ボンベを持ち出して煙草を吸いに出かけるがために、喫煙者の患者さん達を探しまわらなければならない。。。 そのために時間がそがれて本来の看護業務に戻れない、それを思い出すたびに今でも非常に嫌な気持ちになります。 当時はその感情の板挟みになって精神的にも(探しまわるために走り回って)肉体的にもくたくたでした。

私も喫煙者の患者さんはお断りです。 病院内で煙草を吸っている患者さんもしくは訪問者を見たらすぐに病院警備員を呼びます。私の周りの多くの看護師もそうです。忠告を聞かない、自分から悪の根源を断ち切ろうとしない患者さんに、再び健康な生活を取り戻すためのお手伝い、100%のケアなど出来ません。ロボットじゃないんですから。

自分が喫煙が原因で病気になったときに、病気を診てくれるのは医師ですが、体をケアしてくれるのは看護師です。もし喫煙によってガンになり、手術を受けた場合、いろんなことが出来なくなります。まず排泄がひとりで出来なくなります。 痛みで寝返りすら出来ない、ご飯も満足に食べられない、息がくるしい、お風呂に入れないから体がにおう。。。こんなのはごくごく当たり前のことです。 
ですが、看護師が『喫煙者はケアしません』と言った場合にどうなるか、想像してみてください。
家族がその犠牲になりますが、看護の知識も技量も無い家族や知人であれば、まずケアなど無理でしょう。
そうすれば不快、非衛生などで困るのは患者さん自身です。

友達の一人は独立して『在宅看護サービス』を始めましたが、喫煙者はもちろんお断り。もちろんドラッグもです。アルコール依存症のある方はアルコールも禁止です。
見つかった場合は問答無用ですぐに看護サービスを打ちきると言う厳しい内容の契約ですが、この道30年のベテラン看護師(緊急病棟勤務経験ありで今でも資格保持)で何があってもすぐに来てくれてサービス内容も文句無しというサービスレベルの高さなので、独立してからいまでもずっと満員お礼。サービスを受けたい患者さん達が今か今かと列を連ねて待っている状態なのだとか。なのでその友人曰く『この状況が逆にプレッシャーになって、喫煙者もアルコール依存者もドラッグ依存者も皆素直に言うことを聞いてくれて、今でもずーっと禁酒禁煙禁薬状態。(抜き打ちでテストも時々実施してるそうです)それだけ在宅看護も数が足りない証拠なんだろうね。これから高齢化によって状況はもっと悪くなるんだから、もっと患者さん達に危機感を持ってもらわないと。』と話していました。

私も将来は独立して、こういう在宅看護サービスを始めようかな?と真剣に考えてしまうほど、魅力的に感じられました。 やっぱり、看護師にとっては、自分が行うケアによって患者さん達の精神&健康状態が良くなって笑顔が増えることほど嬉しいことは無いですから。 だから、『真剣に自分の健康と向き合える』患者さんにもっともっと医療&看護ケアを施してあげたいと、切に思うのです。医療従事者ほど、タフに見えるくせに感情と常に葛藤していて涙もろくて感動しやすいですからね(笑)←私だけかしら??

Posted by *snowflake* at 2010年10月06日 04:35 | 返信

先生、お久しぶりです。

その産婦人科の先生に拍手!!!です。呼吸器科の先生たちもそうしてくれればいいのに。。。と思いました。
そうすれば、ただでさえ忙しい医療現場で、本当に医療を必要としている患者さん達にもっと時間もケアもまわっていくのは目に見えています。

先天性の病気で行きが出来ずにゼイゼイしながら『苦しい。助けて。』と懇願される患者さんのそばに少しでも長く
そばについてあげたいのに、煙草をやめたくない患者さんたちが勝手に酸素ボンベを持ち出して煙草を吸いに出かけるがために、喫煙者の患者さん達を探しまわらなければならない。。。 そのために時間がそがれて本来の看護業務に戻れない、それを思い出すたびに今でも非常に嫌な気持ちになります。 当時はその感情の板挟みになって精神的にも(探しまわるために走り回って)肉体的にもくたくたでした。

私も喫煙者の患者さんはお断りです。 病院内で煙草を吸っている患者さんもしくは訪問者を見たらすぐに病院警備員を呼びます。私の周りの多くの看護師もそうです。忠告を聞かない、自分から悪の根源を断ち切ろうとしない患者さんに、再び健康な生活を取り戻すためのお手伝い、100%のケアなど出来ません。ロボットじゃないんですから。

自分が喫煙が原因で病気になったときに、病気を診てくれるのは医師ですが、体をケアしてくれるのは看護師です。もし喫煙によってガンになり、手術を受けた場合、いろんなことが出来なくなります。まず排泄がひとりで出来なくなります。 痛みで寝返りすら出来ない、ご飯も満足に食べられない、息がくるしい、お風呂に入れないから体がにおう。。。こんなのはごくごく当たり前のことです。 
ですが、看護師が『喫煙者はケアしません』と言った場合にどうなるか、想像してみてください。
家族がその犠牲になりますが、看護の知識も技量も無い家族や知人であれば、まずケアなど無理でしょう。
そうすれば不快、非衛生などで困るのは患者さん自身です。

友達の一人は独立して『在宅看護サービス』を始めましたが、喫煙者はもちろんお断り。もちろんドラッグもです。アルコール依存症のある方はアルコールも禁止です。
見つかった場合は問答無用ですぐに看護サービスを打ちきると言う厳しい内容の契約ですが、この道30年のベテラン看護師(緊急病棟勤務経験ありで今でも資格保持)で何があってもすぐに来てくれてサービス内容も文句無しというサービスレベルの高さなので、独立してからいまでもずっと満員お礼。サービスを受けたい患者さん達が今か今かと列を連ねて待っている状態なのだとか。なのでその友人曰く『この状況が逆にプレッシャーになって、喫煙者もアルコール依存者もドラッグ依存者も皆素直に言うことを聞いてくれて、今でもずーっと禁酒禁煙禁薬状態。(抜き打ちでテストも時々実施してるそうです)それだけ在宅看護も数が足りない証拠なんだろうね。これから高齢化によって状況はもっと悪くなるんだから、もっと患者さん達に危機感を持ってもらわないと。』と話していました。

私も将来は独立して、こういう在宅看護サービスを始めようかな?と真剣に考えてしまうほど、魅力的に感じられました。 やっぱり、看護師にとっては、自分が行うケアによって患者さん達の精神&健康状態が良くなって笑顔が増えることほど嬉しいことは無いですから。 だから、『真剣に自分の健康と向き合える』患者さんにもっともっと医療&看護ケアを施してあげたいと、切に思うのです。医療従事者ほど、タフに見えるくせに感情と常に葛藤していて涙もろくて感動しやすいですからね(笑)←私だけかしら??

Posted by *snowflake* at 2010年10月06日 04:36 | 返信

*snowflake* さま、長尾です。
やはり毅然とした態度が大切ですね。
また、訪問看護の世界に是非いたしてください。
そこには看護の原点があります。

Posted by 長尾 at 2010年10月10日 12:14 | 返信

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