このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

介護破産

2010年11月19日(金)

「介護破産」が、増えている。
もし要介護4なら、月に30万円分の介護費が使える(自己負担は1割の3万円)はず。
しかし、その1割負担が払えない介護者が増えている。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
どこの自治体にも介護認定審査委員会がある。
7段階ある介護度を、調査員による機械判定と医師意見書とで決定する。
しかし、限度額まで介護保険を使っているひとは、約半数にとどまる。

この、半数という数字を、どう考えるのか?

使いたくても、1割負担すら負担できない現実。
足りない分は、家族が自己犠牲で賄っている。
一体何のための介護保険制度なのか?

現在、医療費は、34兆円で、介護費は8兆円というパイ。
15年後の2025年には、介護費はこの調子だと、20兆円になるそうだ。

しかし、今ならまだ間に合う。

1)要介護認定委員会の廃止。浮いた2万円はケアマネ報酬財源へ。
2)介護認定の廃止ないし簡素化。
3)介護保険自己負担額上限を、2万円程度に
4)ベーシックインカム構想を具現化。
5)介護保険への国庫負担を6割に。
6)介護の可視化とモラルハザード担保システムを。
7)消費税増税分を介護保険財源に
8)すべての訪問看護を医療保険に
9)ケアマネは完全中立に。公的ケアマネの創設。
10)介護のパイを、医療費と同程度に増額。

「介護破産」は、介護保険制度の
大幅改善の余地があることを示している。


2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ