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DPP4阻害薬の将来性

2010年11月22日(月)

先週は東京で、今夜は神戸で、DPP4阻害薬の勉強会に参加。
知れば知るほど、インクレチン関連薬に魅力を感じる。
10年後は、DPP4阻害薬が、SU剤と置き換わっていることだろう。

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兵庫医大の難波教授の講演を拝聴した。
インクレチンの過去、現在、未来。
大講演だった。

【インクレチン治療とは?】

 

インクレチンとは

高血糖条件下、植物摂取により

インスリン分泌を促進する。

 

インクレチン治療とは

腸管膵頭軸を利用する治療。

 

胆汁酸で、GLPが出る。

糖尿病では、α細胞の奇異性上昇も起こっている。

 

【SU剤の2次無効とは?】

β細胞は減るが、α細胞はむしろ上昇している。

 

SU剤は、グルカゴン分泌を刺激する。

SU剤は、アクセルとブレーキを両方踏むような治療。

 

DPP4阻害薬には、β細胞保護作用がある。

 αGIは、ベストパートナーである。

 

GLP-1は、グルカゴン分泌を抑制         

GIPは、むしろ促進する

 

腎不全患者には、インスリンとグリニドしかない

 

【DPP4阻害薬の適応】

・インスリン患者?

・肥満、過食例

・SU2次無効例

 

【GLP-1の慎重投与】

 ・癌の合併例

・GRED

・慢性膵炎

 

【DPP4の慎重投与】

・アレルギー、免疫疾患

・ACE使用例

 

食欲抑制作用

低血糖や体重増加はない。

 

DPP4は、αGIとの併用が良い

 

 



 

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