在宅ケアの主役は、訪問看護師さん。
しかし、訪問看護ステーションは、減少している。
経営が大変厳しいからだ。

当院も同様。
疑問に思っていたところに、訪問看護に詳しいたかがいさんと、お話しする機会を得た。
彼女は、議員になる前、厚労省で働いていたそうだ。

人件費率の全国平均が、８６％。
看護師７人でトントン。
１２人がベスト、らしい。

不勉強ながら、これらの数字を知らなかった。
この数字は、現場の看護師の、サービス残業も含む数字。
携帯電話の待機手当などを、まともに形状したら、１００％を超えるだろう。

世の中にそんな職種があるのだろうか。
普通に考えたら、６０％まででないと運営できないはず。
医療者は、我慢強すぎるのか。

こんな数字の職場は、やはり３Ｋなのか。
訪問看護に進まない看護師に訪問看護を勧めるのは筋違い？
まず、労働条件を整備するところから、はじめるべき。

訪問看護師さん問題は、極めて重要だ。
彼女たちが、高齢者医療を背負っている。
しかし、この数字は厳しい。

数字を直視すべきだ。
訪問看護師の労働条件改善から、在宅医療推進が始まる。
実は、これは医師の労働問題も同じ。

２４時間体制を引くには、医師は４人必要。
それでないと、週４０時間労働にならない。
超過重労働を強いられていることになる。

在宅医も、訪問看護師も、増えないのは当たり前。
増える土台がないのだ。
頑張っている人は、バーンアウトして行く。

いっそ、ストライキしたほうがいいのかもしれない。
その方が患者さんのためになるような気がした。
そうしないと、行政も動かないから。

医療と政治は、やはり直結している。
たかがい議員には、頑張って欲しい。
全国の看護師さん１４０万人の星、だ。