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閖上(ゆりあげ)、思い出捜し隊

2011年05月02日(月)

閖上小学校の体育館全体が、瓦礫から発見された写真の展示場になっている。
そのボランテイア達は、「思い出捜し隊」と呼ばれている。
ひとつひとつの写真を見ていたら、不意に涙が溢れてきた。
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阪神大震災の時は、瓦礫の撤去が持ち主のその後の運命に影響した。
全てを失ったひとは、16年経った現在も、虚無感が消えていない。
「思い出捜し隊」の地道な活動を支援したいし、各地で広がって欲しい。

小斎誠進さんという方が中心となって運営されている。
説明をしてくれた大宮久美子さんらが手伝っている。
広い体育館内を、写真を捜すひとが巡回していた。

巨大な、持ち主と写真(=思い出)のお見合い場。
今日発掘されたばかりの、ヘドロまみれの写真が自衛隊員が運び込む。
これをボランテイ達が、綺麗にして、日付け順に並べていく。

壁の網に貼られている写真もある。
亡くなる寸前の写真に写っている人もいるという。
さまざまな思い出で溢れている「温かい」体育館だった。

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この記事へのコメント

「百聞は一見に如かず」です。長尾先生、ご苦労様。そして、お疲れの中を、対応して下さる多くの皆さま、有難うございます。きっと、これらの積み重ねが、東北の復興につながることを信じています。以上

Posted by 小澤 和夫 at 2011年05月03日 10:03 | 返信

思い出探し隊員さまへ 有難うございます。

都会で同じようなことが起こったとしても
何かそちらの方が血の密度が濃いって感じがします。
近所の人なら写真を一目見て「あっ、○○ちゃんだ!」
そしてご家族に「あっちに○○ちゃんの写真があったよ~」と。
亡くなったわけでなくても、もう二度と帰らない時間が
そこにとどまっていて、その大切さは自分も共有したものだから。

過疎化の問題他が有るにせよそのつながりは羨ましいです。
報道を読むにつけ、その力でみんな一緒に
避難所生活も耐えられたのでは?と想像しています。

都会だったらどうでしょう。
いつも道で会ったらあやしていた○○ちゃんの泣き声なら
可哀そうにと思うけれど
知らない赤ちゃんならうるさいと思いがちなもの。
都会でも、地域のコミュニティを上手に取り戻していく大切さを
改めて考えさせられます。

Posted by 梨木 at 2011年05月03日 11:26 | 返信

胸が一杯になります。
この写真をみただけで・・・。
もっと多くの支援が、一枚でも多くの写真がみつかりますように・・・。

Posted by きみきみ at 2011年05月06日 09:23 | 返信

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