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末期がんなのに要支援1

2011年06月10日(金)

深夜に末期がんの患者さんの御家族から相談の電話が入った。
「末期がんで動けないのに要支援1の通知が来た」と。
介護のために仕事に行けないが、もう有給休暇も無い。

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よくある相談だ。
というより、毎週のように、この相手をしている。
がんは、死ぬ直前まで比較的ADLがいい。

病院の主治医が意見書を書くが、彼らはそんなことを知らずに書いている。
家に行ったことが無いのに、家での生活状況を書かなくてはならない矛盾。
それに文句を言わない医者も医者。というか諦めている?

梅村聡議員は、昨年、この件で2回、国会質疑をした。
その結果、「末期がんの認定調査はすみやかに行うべし」との通達が出た。
もっとも、その通達を知らない、自治体担当者やケアマネも多い。

講演会のたびに、必ずこれについて触れて、「布教活動」もやっている。

以上を丁寧に説明し、今後の指南をした。
はたして、明日、ベッドが入っているか。
ヘルパーが入っているか。

小さなことから、コツコツと。

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この記事へのコメント

読んでいて情けないです。

がんをかかえての在宅生活を、現場をぜひ見てほしいです。

私たち、ケアマネージャー、頑張らないと。

Posted by ゆうこ at 2011年06月10日 11:26 | 返信

高齢福祉課の方はやんわりとこういいました
「今末期がんと言われた方の申請が相次いでおりまして
緊急を要するのかそうでないのかきちんと見定めて申請してほしい」
末期がんということを書いてほしいと伝える患者や家族もいる
本当に1か月の間で容体が変わる・・・。
後日請求できるようにもっと緩和してほしい。

Posted by きみきみ at 2011年06月11日 11:30 | 返信

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