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6月20日の相馬市
2011年06月21日(火)
立谷市長さんや上先生が頑張っておられるので落ち着いてはいるようだ。
しかし課題も多いし政治には絶望と怒り。尾形眞一さんの文章を、転載させて頂く。
6月20日(月)本日の相馬市
福島県の尾形です。
震災から100日が経過しました。相馬市内は、日常がほぼ戻っておりますが、津波の被害のあった地域は、がれきの撤去が徐々に進んではおりますが集積場に集めている途中といったところで、復興にはほど遠い状況に思えます。我が子が通学する相馬市立中村第二中学校への通学路には、津波に流されたままの自動車や多くの漁船がまだそのまま撤去されずに残っております。
そんな中、立谷相馬市長を先頭に市職員やご協力いただいている関係者の方々は、当初の計画にやや修正は加えながらも、ぶれることなく着実に実行しなければならないことを粛々と進めていると一市民として感じております。
昨日で、相馬市の被災者並びに相馬市へ避難した方々は全て仮設住宅または市が用意したアパート等へ入居が完了しました。他の地域の様に、二次避難とか三次避難(期限付きの旅館やホテルが大多数)とかではなく、家族単位の仮住居です。しかも、元々住んでいた地域単位でのコミュニティをできるだけそのまま反映した仮設地域を作っています。これも、当初から市長が言っていたことですが、「孤独死をさせない」を目標にその仮設地域では地区の公民館等を利用し、朝夕の食事の提供を市が行って仮設事態のコミュニティの連携を図っております。実は、私の相馬市の家の6m道路を挟んでに40数件仮設住宅があり、その生活の息づかいが手に取るように分かるのです。
朝夕は、仮設住宅を巡回するスクールバスが、小中学生を元の学校まで連れていっています。このバスは、仮設ができる前は、各避難所を巡回してことも達の通学を補助していました。
市でできることは着実進んでいると思われますが、その他の重要な問題である医療や介護のインフラの整備は、4月以降全くほとんど何も変わっていません。南相馬市がこのままでは崩壊してしまいます。
原発問題も有りますが、上先生方の健康相談や講習会の強力な取り組みで、相馬市民には不安はあるでしょうが、誤解や無知によるパニック的な風評行動やばかげた流言等かなり少なくなってきており、落ち着いていると思われます。
今日、国会では復興基本法が成立し、これから担当大臣を決めると官房長官がテレビで話しているのを見ました。何を今頃寝ぼけているのかな。というのが率直な感想です。そんな担当大臣なんて、1日で決められるでしょう。ボスざる決定戦に100日も使い、言った言わないの子供のけんか。やれる限りのことをやってきたと総理は繰り返し国会で述べてますが、がれきの一部が寄せられ、実際に津波で家が住めなくなった人以外は、ただ仕事や生活の基盤を失っても何にも保証されない状況、ひどい方は無給の日々が100日経過しただけなのです。
尾形眞一
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この記事へのコメント
立谷相馬市長の、仮設住宅づくりの配慮、食事の提供など、常に市民の目線に立った考え方に感動します。「ただ作ればよい」のではなく、そこには常に、「市民の幸せ」があります。
今夜のTVで、飯館村の村長さんが、目標を語っておられた。いずれも、市民の立場で考えている。
首長の活動ぶりが、目につきます。素晴らしい方が沢山いらっしゃる。一人に責任が集中している・・・責任感と使命感からでしょうか。国政は何故、そういかないのでしょうか、悲しくなります。以上
Posted by 小澤 和夫 at 2011年06月22日 12:02 | 返信
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