ＧＷに相馬市に伺った時は、たしかまだ２５００万円だった。
立谷市長は孤児・遺児にかける想いを、涙ながらに語った。
私は、尼崎で義援金を集めることを誓った。

先週、相馬市を訪れた時は、1億8千万を超えたところだった。
そして昨日、2億円を突破した。

2億円の根拠は、49人の子供全員が、18歳になるまで
毎月3万円支給するとして算出された金額だ。

「もういいね」と担当者に聞いた。
「いや、長尾先生、実は目標は3～4億円になりました」と。

ちょっとビックリしたが、49人の子供たちが
大学を卒業するまでに必要な金額に変わったと。

たしかに・・・
片親か両親がいなくても、大学で勉強してほしい。
そして、お国に貢献できる人材に育って欲しい。

私も、母子家庭だったので、自力で大学に入り
学費も生活費も全部自分で稼いで大学を卒業した。
こんなことをやっていたから、青春時代は無かった。

こんな苦労を相馬の子供たちにはやらせたくない。
月3万円でも助かるだろう。
なによりも世界中の祈りが彼らに乗り移るだろう。

昨日も、患者さんが、診察室に義援金を持ってきた。
今日は、当院の栄養士が集めた義援金を持ってきた。
募金活動をやってきたという。

どちらも本当に嬉しかった。
それぞれの名前で寄付させて頂いた。
立谷市長さんからの礼状には、驚くだろう。

この時期になっても支援が止まらないのがいい。
義援金の経過は、支援への想いのバロメーターだ。
世界中でいまも募金活動が行われている。

本番は、これからなのだ。

フクシマへの祈りが大切なんだ。

とてもいいモデルが出来たと思う。
それを見越していた立谷市長はスゴイ。

顔の見えるピンポイント義援金。
これを、他の自治体にも広げたい。