もちろん、口腔ケアも嚥下リハもＮＳＴも大切だ。
しかし、終末期にはもっと大切なことが沢山ある。
思うように、生きたいように生きることだ。

患者や家族が嫌がっている中では、お仕着せ医療は邪魔。
しかし、それを善と信じ、押し付ける、勉強熱心なケアマネ。

このように、昨日今日勉強してきました！と言わんばかりの
介護職に出会うと、逃げ出したくなる。
病院の延命医療、キュア志向を、そのまま自宅に持ち込もうとする。

私のような、ええ加減な医者は敵だ！と言わんばかり。
でも、前のケアマネさんは、いい理解者だったんだけどな・・・

結局は、本人と家族が決めること。
我々は、所詮、どこまでも寄りそい人。

そうした、｢生病老死感」を共有したいのだが。
ケア会議にも呼んでくれないなら、
合コンでも誘ってみるか。

いや、もっと、嫌われる。

ＰＳ）
尊厳死協会の関西支部長としての会合。
溜まりに溜まった往診は、深夜に及ぶ。
朝から夕方までオシッコに行く時間が無い。
楽しかった沖縄は、夢だったのか。
車から携帯が滑り落ちて、水たまりにドボン。
最悪！
原稿は山積み。
携帯は鳴りっぱなし。

玄侑宗久さんの「宗」を、「宋」と書いて
本人に指摘され、平謝り・・・