プライマリーケア・クリニック（ＰＣＣ）

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プライマリーケア・クリニック（ＰＣＣ）

2011年08月02日（火）

病院は、急性期病院、亜急性期病院、慢性期病院と機能分化している。
診療所も診療科目だけでなく、機能別に分けて考えるべきではないか。
「地域包括ケア」の時代には、「プライマリケア・クリニック」を提唱したい。

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末期がんの緩和医療を専門的に行う在宅医の集団がある。
東京の川越厚先生を中心とするグループ。
palliative care clinic＝ＰＣＣ

このＰＣＣと重なってしまうのだが、私の頭の中にはずっと
primary care clinic＝ＰＣＣ、がある。
もうつとつのＰＣＣなのだ。（当院は両方）

・総合診療を核とする。
・複数医師による運営。
・「地域包括ケア」の中心となる。
・外来診療と在宅診療をシームレスに行う。
・生病老子に寄りそう価値観の共有と教育機能

この５つを満たすものがＰＣＣである、
と、私の頭の中で、勝手に思っている。
そのイメージでクリニックを運営している。
（当院は、両方の意味でＰＣＣであるが）

「医療タイムス」などにも連載し、何度か書いているが、
今後、診療所は、
専門クリニックとＰＣＣに２分されるべきである。

診療報酬改訂議論の最終局面にきているが
大変重要なこととして、ここに明記しておきたい。

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