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老健で勧める胃瘻

2011年09月18日(日)

午後のセッション。胃瘻に関する気になる発表があった。
病院のみながず、老健でも胃瘻を勧めるケースが増えているようだ。
食べれなくなったら胃瘻なら、将来は胃瘻率はさらに高くになるのではないのか?
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病院から追い出すための胃瘻だと思っていた。
しかし、介護施設でも病院と同様に胃瘻を勧める時代が来ている。
医療界も介護界も、老衰にそんなに胃瘻を入れて楽しいのでしょうか。

特定医療法人フェニックス老健施設・フェニックスの
小池康代看護師さんのご発表には、少し驚いた。
大変貴重なデータをご提示いただいた。

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胃瘻造設患者さんが年々増加している。
現在37名。
胃造設後の平均余命は、年々伸びている。

平成20年度 1年9ケ月
平成22年度 2年6ケ月

嚥下障害が生じると、個別に検討会を開き
家族の意向に従い、胃瘻を入れるそうだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ひとつ質問をした。

植物状態になった胃瘻患者さんの
注入中止の実態はどうなのか?

会場から「殺人罪」という言葉が出た。

胃瘻問題は、善悪の問題ではない。

ハッピーなフェイズと、アンハッピイなフェイズの問題。
アンハッピイなフェイズでの、栄養剤の注入中止ができないことが
問題の本質だ。

胃瘻問題は、奥が深い。
またリビングウイルの啓発、法制化にも課題が多い。

その奥には、医師法21条問題、
さらに医療事故調問題が横たわっている。
まだそこまで気がついているひとは少ない。

胃瘻問題は、もはや病院医療だけの問題ではない。
介護施設も在宅も、まじくっての議論が必要だ。
まじくる議論が、まさしく国民的議論に繋がっていく。

来年1月7日(土)の、近畿在宅療養支援診療所連絡会の
総会は、ズバリ、胃瘻問題だけで3時間議論する。
在宅医療版、「そこまでゆうてええん会」

詳細は、現在企画中。
これに、大いに期待してほしい。

1月7日午後、空けておいてください!


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この記事へのコメント

そうですね。
実際多いと思います。
老健はどうしても医療機関の提携が強いので、看護師さんの考え方も病院から来られている方が多かったりします。
本来の意味の老健は中間施設ということですが、単に中継地点となっているところが多いですね。
どこに意味をわすれちゃったのでしょうね。。。。

Posted by きみきみ at 2011年09月21日 10:02 | 返信

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