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4つの訪問看護
2011年12月13日(火)
朝一番、ある訪問看護師から電話があった。
「熱が出ていますので、救急車を呼びますが、いいですか?」
「はあ?・・」 いいも悪いも、それが当然のようにいきなり言われる。
「熱が出ていますので、救急車を呼びますが、いいですか?」
「はあ?・・」 いいも悪いも、それが当然のようにいきなり言われる。
訪問看護師には、運営主体によって4種類あるように思う。
1)診療所附属系
2)民間病院附属系
3)施設附属系
4)独立系ないし看護協会系
1)は、たとえは当院。看取りまでする。だから、しんどい。
2)は、病院に入院させるための営業マン的。看取りは主に病院で。
3)は、有料法人ホームなどの介護施設についている。
営利企業が運営主体。何かあれば病院へ入院させる。
看取りは嫌がる。
4)看護協会や独立系などその他。いろんな類型がある。
積極的に看取りをするステーションもある。
2、3、は、看取りや急変対応をしないので勤務は比較的楽。
何かあれば、病院に送らなければ怒られることもあるらしい。
看護師が集まりやすい。
施設だと、浣腸もしないので手も汚れない。
4はいろいろ。
志の高いところもある。
病院が好きな人、最後は病院で迎えたい人は、2を選ぶべき。
今朝の電話は、2)からの電話。
私には、もはや選択の余地は無い。
2時間後、入院先の病院の医師から電話がかかってきた。
「先生から依頼があった入院患者さんですが」
(看護師が有無を言わさずそういうので。第一、私は診察すらしていないのに・・・)
「検査の結果、炎症もほとんどなく、入院の必要はないのですが}
(まあ、発熱だけしか情報がないのでそうかもしれませんね。)
「とりあえず、1~2日間入院させときます。」
(そうしないと、入院させた看護師の顔が立たない)
病院主治医は、入院適応ではないと考え、
私に在宅を依頼してきた。
できれば、看取りまで、と。
しかし、附属の訪問看護が入っている。
このような場合、急変時には、最悪だ。
看護師は、入院しか考えていない。
看護師は、在宅への想いで選ぶべき。
使い分けるべき。
私は、自分のチームがやりやすい。
しかしそんな医師は、多職種連携を理解できない医師となる。
自分自身の講演要旨とも矛盾する。
訪問看護の再編、改変、拡充こそが
これからの医療の鍵なのんだ・・・
1)診療所附属系
2)民間病院附属系
3)施設附属系
4)独立系ないし看護協会系
1)は、たとえは当院。看取りまでする。だから、しんどい。
2)は、病院に入院させるための営業マン的。看取りは主に病院で。
3)は、有料法人ホームなどの介護施設についている。
営利企業が運営主体。何かあれば病院へ入院させる。
看取りは嫌がる。
4)看護協会や独立系などその他。いろんな類型がある。
積極的に看取りをするステーションもある。
2、3、は、看取りや急変対応をしないので勤務は比較的楽。
何かあれば、病院に送らなければ怒られることもあるらしい。
看護師が集まりやすい。
施設だと、浣腸もしないので手も汚れない。
4はいろいろ。
志の高いところもある。
病院が好きな人、最後は病院で迎えたい人は、2を選ぶべき。
今朝の電話は、2)からの電話。
私には、もはや選択の余地は無い。
2時間後、入院先の病院の医師から電話がかかってきた。
「先生から依頼があった入院患者さんですが」
(看護師が有無を言わさずそういうので。第一、私は診察すらしていないのに・・・)
「検査の結果、炎症もほとんどなく、入院の必要はないのですが}
(まあ、発熱だけしか情報がないのでそうかもしれませんね。)
「とりあえず、1~2日間入院させときます。」
(そうしないと、入院させた看護師の顔が立たない)
病院主治医は、入院適応ではないと考え、
私に在宅を依頼してきた。
できれば、看取りまで、と。
しかし、附属の訪問看護が入っている。
このような場合、急変時には、最悪だ。
看護師は、入院しか考えていない。
看護師は、在宅への想いで選ぶべき。
使い分けるべき。
私は、自分のチームがやりやすい。
しかしそんな医師は、多職種連携を理解できない医師となる。
自分自身の講演要旨とも矛盾する。
訪問看護の再編、改変、拡充こそが
これからの医療の鍵なのんだ・・・
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この記事へのコメント
先生のお考え、ズバリです!訪問看護はそれ自体は、在宅療養者が安心して生活できるよう、また安らかな終末を迎えられるよう看護ケアを行うことですが、バックにある事業主に影響されているのは確かです。グループで多機能を展開している事業所は、囲い込みになってしまう。それで安心という人ならいいが、選択の余地がなくなってしまうのはどうかなと思います。理想を追いたいが、所属事業所の経営も考えないといけない。居宅介護支援事業所をはじめ、他の在宅サービスも同じことが言えるのではないでしょうか。今後、訪問看護はさらに需要が高まっていくでしょう。退院直後の訪問看護は医療保険という論議もされています。退院調整の担当者やケアマネが、公平・中立に訪問看護ステーションを選んで頂けることを願います。ちなみに私方は4の独立型です。
Posted by コスモス at 2011年12月15日 08:30 | 返信
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