石川県加賀市、最高！

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石川県加賀市、最高！

2012年01月27日（金）

昨夜は、石川県の加賀市民病院に、こんな私を講演で呼んで頂いた。
雷と大雪の中、講演したが、多くの方に遅くまで熱心に聞いて頂いた。
加賀で出会った方方は、全員親切で丁寧で繊細。加賀は最高だった。

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演題名は、「今更聞けない在宅医療の基礎知識」

人口７万人の加賀市と約２００床の加賀市民病院にお邪魔した。
地域連携室の医師や看護師さんは、とても熱心な方ばかり。
しかしこの病院でも医師不足・看護師不足に喘いでいると聞き驚いた。

看護師不足ため７：１の急性期病棟がフル稼働できず、縮小を余儀なくされる。
この平和な町の公立病院でも、トップは経営に頭を悩まされていた。
医師や看護師はどこにいるのだろうか。やはり都会集中なのか。

タクシーの運転手さんに聞いてみた。

「加賀で往診してくれるお医者さんはいますか？」
「昔はいたが、今はいないかな」

「加賀市民病院はすぐに入院できますか？」
「いや、入院しにくいね。入ってもすぐに出されるし」

「じゃあ中途半端に退院してからは、どうされるのですか？」
「・・・・」

おそらく日本中のどこも、同じような状況だろう。
どこに行っても思うのだが、何故、医師が経営に頭を使わねばならないのか？
医師本来の仕事に専心できるｊ環境を作れないものか・・・

それにしても加賀市にも生活保護問題があると知り、驚いた。
昨日発売の日本医事新報に「町医者と生活保護問題」を書いたばかり。
生保問題は、大阪以外でも根が深いようだ。

タクシーの運転手によると加賀の老舗旅館の多くは倒産したそうだ。
現在、安価な温泉宿が若者に流行っているそうだ。
あのＭＫタクシーは、大阪・加賀間のバスを往復３０００円で運航させている。

加賀料理は旨かった。
加賀の人はみなさん礼儀正しく丁寧だ。
実は私の秘書さんも加賀市出身。

昔、職員旅行で２泊３日でホテル百万石に行ったことを思い出した。
この辺は、いい温泉が揃っている。
しかし今回は過密スケジュールのため温泉無しで残念。

それにしても、昨夜からの大雪。
大きな雷も落ちた。
福井あたりの積雪は、１ｍくらいだろうか。

仮眠を取り始発電車で帰阪する途中にこのブログを書いている。
９時過ぎ、やっと、京都駅に着いた。
３０分遅れで済んだ。

もっと大雪だとサンダーバードは大幅に遅れるそうだ。
京都近くになってようやく銀世界が消えた。
あっという間の小旅行？がまもなく終わる。

加賀・大阪間は、東京・大阪間より時間がかかった。
しかしその分、普段見慣れぬ雪を堪能できた。
そして何より、気持ちのいい加賀の方に触れられた。

加賀は最高だった！