結局、往診先の患者さん宅で、１６時を迎えた。

４チャンネルでは、私がインフルエンザについて話をしている。
１チャンネルでは、梅村聡議員が野田総理に質問している・・・
どちらを見ればいいのか分からない！

悩んでいたら、患者さんの御家族から笑われた。
よりによって、全く同じ時間にそれぞれがテレビに映るとは。
不思議で不思議でしょうがない。

私のコーナーが終わった２～３分後に梅村議員の中継も終了した。

さっそく携帯が鳴った。

「ハンサムに映っていた」
「鼻声だった」
「緊張していた」
「慣れているようですね」

驚いたのは、
「私もインフルエンザでは？」と電話してきたひとが２人いたこと。

もっと驚いたのは、症状がほとんど無いのにインフルを心配して
ちょっと遠くから外来に来られたひとがいたこと。
お喋り好きでなかなか帰ってくれない。

午後の外来も戦争。
本当のインフル患者の中に、
インフル願望患者が混じってきて、非常にややこしい。

このところ、毎日が、看取り。
緊急往診の山、山。
深夜まで仕事が終わらない。

梅村議員の生活保護の国会質疑には、
生活保護者からお誉めの電話があったそうだ。

「自分は本物の生活保護だが、最近、ズルイ生活保護者がいる。
よくぞ言いにくいことを国会の場で言ってくれた。ありがとう」と。

まことに変な１日だった。