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面白い時代に生きている

2012年02月11日(土)

今という時代を、否定的にとらえるか、肯定的にとらえるか。
銀座や赤坂、北新地やミナミを歩いてみれば簡単に分かる。
肯定的にとらえたひとたちが、未来を創っていく。
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面白い時代に生きている。

時代の変わり目。
潮の流れが逆転する時。
陰と陽が入れ替わる時。

TPPは要らない。
国民皆保険制度は堅持。
社会保障の国、日本へ。

そのためには何が必要か。

今までの「常識」をゼロから疑うこと。

確信犯的・橋下徹氏の発想を見習うべき時。

橋下氏 42歳。
梅村氏 36歳。

平均して、30歳代が大阪を動かしている。

尼崎の稲村市長も30歳代。

一方、たとえば日本医師会の幹部の平均年齢は60~70歳代。
すなわち、年齢が倍も違う。
ひと世代ところか、二世代も違う。

若ければいいというものではない。
年寄りにも素晴らしいひとはいる。
全国の最高齢首長は87歳だ。

大切なことは、年齢、学歴は、一切関係ない時代に
生きているということ。

これからの時代に必要なのは、「志」と「和」

「志」と「和」さえ忘れなければ、大難が小難になる。
否定的な見方が、前向きな見方になれる。


昨夜、ある末期がんの患者さんと死ぬ話をしていた。
末期がんの患者さんに面と向かって、「末期がん」と言ったのは、
医者になって初めてのこと。

「俺の方が早く死ぬかもな」
「案外、長生きしたりして」
「一緒に花見をしようね」

記録ビデオを撮っている。
彼女は今も働いている。
死ぬ瞬間まで働いているかもしれない。

貴重な記録になるだろう。
彼女の生き方を広く知って欲しい。
末期がんでもこんなに楽しんで生きている。


昨日、ロイヤルホテルの講座が無事終了。
満員御礼で、用意した資料が足りなかった。
ホテルのひとは、ホクホクだったのではないか。

「癌検診の功罪」

いいテーマを頂いた。
このテーマだけでも1日でも話せる。
1時間半にまとめた。

睡眠時間2~3時間の中での講演が続く。

ホテルでの講演は、自分にとってはお喋りの練習。
何度しても60点。
でも、それでいいのだ。

マダムシンコさん夫妻も聞きにきて頂いた。
胡蝶蘭も頂き、嬉しい限りだ。
一介の町医者がこんな晴やかな場で講演できる幸せを感じた。

面白い時代に生きている。

これから往診を回ってから、また東京へ。
日本医師会の医療情報関係者の集まり。

明日の朝は、糖尿病の勉強会で
午後は、日本尊厳死協会常任理事会。

そして夜は、医療界、医学界の大御所全員が
大阪に集結する。

前代未問の大パーテイ。
司会と仕切りを任されている。

面白い時代に生きている。

時代は、着実に動いている。

みんなの力で、日本国にとって
少しずついい方向に動かしたい。







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この記事へのコメント

「末期がん」と「がんの末期」・・・同じことですか。家族でも自分でも実際に言われたらどうなのかわかりませんが、なんとなく「がんの末期」と言われた方が受け入れやすい気がします。

でも実際体験なさった方達はいかがでしたか。医師との信頼関係次第でそれぞれかもしれません。ただ、言葉や表現に関して患者や家族は、医療側にどんどん「~と言われて嬉しかった」「~辛かった」と思いを伝えて行きましょう。
模擬患者ボランティアをしていて、医学生は悪意があるわけではないけれど人生で苦痛や辛い思いをしたこともあまりなく、学びなれた専門用語をつい使っていることが多いとわかりました。素人の私達が、医療面接後にフィードバックを行って患者の気持ちを伝える意義もそこにあります。
一例:学生「そんなに前から症状あったのに、どうして今迄受診しなかったのですか」→SPフィードバック「言われた時は怒られているように感じて、すぐにお返事できませんでした」→指導教授助言「長い間辛かったですね。今日受診しようと思われたのには何かわけがありましたか」etc.

なので私も自分の診察の時、言葉を選んでですがお伝えするようにしています。
恩恵を受ける側も少しづつ頑張って、良い医療者へのサポートをしていきましょう。

Posted by 梨木 at 2012年02月11日 03:44 | 返信

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