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乃木坂スクール
2012年04月12日(木)
厚労省の山崎史郎さんが、「生活保護」について講演された。
何故か、東京で地元大阪の話を聞くことになった。
「発信力で福祉を変える・医療を変える」
by 厚生労働省社会援護局長 山崎史郎氏
生活保護制度 昭和26年~
現在、209万人、3兆4000億円。
大阪のみが5%を超えて、突出して多い。
●どんな年代が多いか?
・70代 高齢単身女性、無年金
・20代と60代も多い。
・20代=非正規雇用、
・60代=リストラ組と 自営業の破産組
●貧困格差対策の強化
日雇保険の廃止
●第二のセイフテイネット=求職者支援制度
福祉は定住型しか把握できていない。
●生活困窮者
1)移動型の孤立困窮者の早期把握
2)ステージに応じた伴走型支援の実施
ブレア政権下「ニューデイールプログラム」
パーソナルアドバイザーのカウンセリング
しかしケースワーカーが足りない!
配置基準1:80 が1:95になったが、
大阪はそれを超えている。
そこで民間委託が検討されている。
3)民間との協働による支援
4)多様な就労支援の確保
5)債務整理や家計の債権の支援
6)安定した居住の場の確保
7)次世代への「貧困の連鎖」の防止
●福岡県の
グリーンコープ生協の事例
●横浜市における定時制高校への進路支援の取り組み事例
高校4年生時には半数が中退している現実。
キャリアカウンセラーが週1回学校を訪問。
しかし個人情報の関係で家庭の事情には関われない
来年新しい法律が制定?「社会福祉法」
社会福祉事業―4本目の柱が必要
・高齢者介護
・障害者福祉
・子育て支援
の制度の隙間に落ちたひとを救う法律。
「社会的包括・支援」の提唱。
NHKスペシャル「生活保護特集」を流された。
これは、本ブログでもサマリーした。
山崎さんは、誠実で立派な官僚だと思った。
しかし全部知っていることばかりだった。
残念ながら現実を知らないようだった。
彼が語ったのは、現実の3分の1の世界の一部の美談。
実は本質は、残りの3分の2の中にあるのだが・・・
この調子では、10年待っても何も解決しないだろう。
今、起こっていることは、そんなことではない。
しかし、これが行政の限界なんだろう。
大阪は、梅村聡参議院議員と橋下徹市長に
解決してもらうしかないと、強く感じた。
その意味で、有意義だった。
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この記事へのコメント
【 行 政 】 は “ 命 が け ” で
取 り 組 ん で い な い !!!
“ Dr.和 ” の よ う に !!!
【 た だ そ れ だ け で す 】
Posted by ❤ 寺田 薫 ❤ at 2012年04月13日 12:04 | 返信
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