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10年前から強化型
2012年04月14日(土)
当院は、今日、その届け出を出した。
迷ったが、ちょうど10年前から「強化型」でやってきたので、素直に届け出た。
強化型在宅療養支援診療所の要件は
1)在宅従事の常勤医が3人以上
2)看取り数が年間2例以上
3)緊急往診が年間5件以上
とのこと。
正直、全く意味が分からない。
当院は現在、
1)常勤医5名(非常勤 3人)
2)看取り数は年間、60名以上。
3)緊急往診は、平均、1日あたり2件程度
なので、充分、満たしているので届けを出した。
振り返れば、当院は、10年前から強化型だ!
いつも制度が後からついてくる。
とても不思議な感じ。
まさか、当院がモデルになっていることはないだろうが・・・
在宅専門で、常勤医3人のクリニックはあるだろう。
しかし、ミックス型診療所では珍しいのではないか。
その意味でも、周囲からいろんなことを言われる。
やりたいことをして行ったら自然と
こんな形になっただけ。
結果はあとからついてくる、という感じ。
現在、診療所同士の連携で、「強化型」になることが
日本のあちこちの医師会や在宅医で検討されている。
在支病との連携も選択枝としてあり得る。
どんどん、遊離していく。
患者さんはどんなものを求めていない。
この「強化型政策」は、あまり意味がないと思う。
いや、流れに逆行しているのではないか。
そんなに敷居を高くしてどうするつもり?
市民や町医者のための在支診制度になっているのか?
産経新聞全国版でも、私は「懐疑的」と、やんわりとだが、ちゃんと苦言を呈した。http://www.nagaoclinic.or.jp/picture_library/sankei/pdf/sankei120217.pdf
厚労省は、なんでトンチンカンな政策をやるのか。
ちょっと5分でも現場のものに聞いてくれたなら、
アドバイスできたのに・・・
町医者ではなく、どこかのエライ先生が決めたのだろう。
振り返れば10年前から強化型だったが、
こんな機能分化には反対だ。
しかし、後の祭り。
残念でならない。
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この記事へのコメント
“ 厚労省 ” は ト・ン・チ・ン・カ・ン この上ないです !!!
たとえ 【 Dr.和 】 が どれほど的を得た アドバイスをしても ・・・
『 豚 の 耳 に 念 仏 』 で し ょ う !!!!!
Posted by ❤ 寺田 薫 ❤ at 2012年04月14日 08:12 | 返信
普段の診療の合間に、頑張って在宅もしてる我々を馬鹿にしてるとしか思えん糞みたいな制度だな。。。。在宅やるのがあほらしくなってくる
Posted by 田舎の開業医 at 2012年04月14日 08:55 | 返信
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