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ショート中の看取り

2012年08月01日(水)

老衰で寝たきりの患者さんが御家族の都合でショートにお世話になっている。
しかし状態が悪くなり死にそうだ、と介護士から国会にいる私に電話が入る。
家族は救急車を呼ぶことを希望せず、そのショート先での看取りを希望した。
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多くの外来、10数件の往診を終えて、その施設に辿りついたのは、22時半。
救急車を呼ばないで待っていてくれた。
診察後、介護スタッフとケアマネに、施設での看取りの講義をした。

実は、この講義は今日だけでも3回目。
自分の本がもっと売れて欲しい。
そうすればこんな念仏みたいな同じ講義の手間が省ける。

もちろん医師法20条の話もした。

今日1日だけでも、末期がんと老衰の家族に、3度説明。

施設での看取りが叫ばれる時代だが、現実はまだまだだ。
警察沙汰が怖くて看取れない施設が大半。
ひとつひとつ、丁寧に看取り研修をして開拓していく。

各論を言えば
・施設入所者の看取り(特養、GH,サ高住、小規模多機能)
・ショート中の看取り (家族の都合で帰られない場合)
・デイケア中の看取り
に分かれる。

これだけで、ちゃんと話すと2時間かかる。

途中で質問が来た。

「お餅を喉に詰めてそのまま窒息した場合は、どうすればいいのか?」

なるほど、
実はこの質問は非常に難しい。
これだけでまた1時間かかってしまう。

深夜の帰宅に、
日付けが変わってからの晩飯。

今夜は、もう一人看取りがありそう。

今日も、いろんな意味で尊厳死一色の1日だった。





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