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インスリンは、1日1、2、3、4回のどれがいい?
2012年08月25日(土)
インスリンは、1日1,2、3、4回の4種類の打ち方がある。
どの打ち方が総合点で一番優秀かは、まだ答えがない。
アマリールという飲み薬を飲ませてもコントロール不良
な患者さんに24時間タイプのインスリンを追加する方法。
これをBOTという。
私のクリニックでも、普通に行っている。
インスリン導入は100%、外来で行っている。
その際、ランタスという持効型インスリンを使うことが多い。
一方、速攻型と中間型を予め混合したインスリンがある。
3:7と、5:5がある。
昔は、前者がよく使われていた。
3回打ちないし4回打ちもある。
4回打ちは2種類のインスリンを使うので間違いがあり得る。
単純なうちかたにこしたことはない。
Mix50の2回打ち、という方法がある。
2年ぐらいまえから、勉強している。
これが意外にいい。
1種類だから、間違えない。
2回だから、昼のうち忘れが無い。
今日は、天理よろず病院の石井先生の講演を拝聴した。
天理よろず病院 石井均先生
●インスリン注射療法には
1日1,2、3、4回がある。
糖尿病専門医でも 2回注射が多い
日本では2回打ちが主流。
2回注射の平均HbA1cは8.5%で一番良好だった。
最近の導入は1回か4回が多い。
調べてみると驚くべきことに、外来注射の半数が2回打ちだった。
しかもコントロールが一番いい。
●低血糖発作の頻度
高齢者では転倒となる。
火事も多い。
1回打ちが低血糖が一番少なく、4回打ちが多い。
2、3回注射は、ほどほどに安全で
ほどほどに良い=日本的であるとも言える。
●2回でダメなら、3回がある。
1回が成立さえすれば、2、3回は成立する。
preMixed insulin supportedeoral therapy(MOT)
●朝食後の高血糖を抑えることが重要
Mix50の1回法が成立すれば、2回は簡単。
3回もある。
●Mix30から Mix50の時代へ。
現在残っているMix30は、コントロール良好で、
敢えて50に変える必要が無いひとたち。
新規導入は、Mix30の時代になってきている。
●今後の課題(私見)
・BOTとMOTの比較
・MOTとGLP1製剤の比較
・オーラルは、SUかDPP4か?
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