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がんVS認知症
2012年12月13日(木)
最近の講演会では必ず聞くことにしている。
「どちらかで死ぬとしたら、がんがいいか、認知症がいいか?」
市民も医者も、8割が、がんに手が挙がる。
「どちらかで死ぬとしたら、がんがいいか、認知症がいいか?」
市民も医者も、8割が、がんに手が挙がる。
では、
認知症にがんが合併した場合は?
これは結構ある。
いくらでもいる。
私的に言えば、これは最高。
痛みはないは、
胃ろうの心配はないは、
いいことらだけ。
そんな人には、100%、在宅療養をお勧めする。
しかし病院は全く逆。
それは、極めて特殊な困難事例と捉えて
あちこちの病院を紹介する。
何も考えずに家にかえればいいだけなのに。
たいてい、糖尿病を合併している。
インスリンの4回打ちに命をかけるが
そんなもの、患者さんの幸福とは何の関係も無い。
血糖は見るが、人間は全く診ない医者ばかり。
それを良しとして、顧みない、医学部幹部と医療界幹部。
糖尿病と認知症とがん。
こんな極めてありふれた患者さんを、人間として診れる医者を
育てる土壌が全くない、日本の医療界。
政界の改革はできないが、
医療界の改革は可能であると考えている。
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この記事へのコメント
まったく同感です。応援しています。
Posted by 匿名 at 2012年12月13日 03:13 | 返信
神様へ・・・選択出来るものなら「がん」だけでお願いします(遺伝子次第?)
医療者へは・・・自分の意思が表明出来たら「今日の痛みは最大を10としたら7です。~の痛みです。痛みをとっていただきたいです」「貯金をおろしてハワイに行って来たいです。看護師に同行して貰う場合、どこにお願いしていくら費用がかかりますか」「人口栄養措置は望みません」etc. 症状の時期に応じて伝えたいです。
認知症だと終末期の大事な症状説明や質問が出来にくいんじゃないですか。
それに命が終わるまで家族とはできるだけコミニュケーションは取りたいから(言語・非言語)
なぜ長尾先生が、がんに認知症が合併すると最高とおっしゃっているのか、疑問です。
体験者には伺いにくい点もあるので、理由も書いて下さると嬉しいです。
Posted by 梨木 at 2012年12月13日 09:39 | 返信
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