このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
リリーの平穏死
2013年03月12日(火)
毎週、月曜日の朝に訪問診療に行く家の犬、リリーちゃんが末期がんになっている。
このブログを書いている今は、天国に旅立っていることだろう。
毎週、人間よりも犬を診ている時間の方が長い2ケ月間も、今日で終わりを迎える。
このブログを書いている今は、天国に旅立っていることだろう。
毎週、人間よりも犬を診ている時間の方が長い2ケ月間も、今日で終わりを迎える。
舌がんの末期状態に、老衰も加わっている。
痩せてフラフラになりながらも、昨日まで介助で歩いていた。
時々、失敗するが、排尿もほぼ自立していた。
食事も昨日まで介助でなんとか食べていた。
人間であれば、要介護3くらいか。
立派なものだ。
しかし、今朝からはいくら呼びかけても、もう意識が無い。
訪問時は、下顎呼吸(危篤状態)だった。
「間もなくご臨終ですね」とお看取りの説明をしてきた。
直後に、人間の患者さんを見たらとても元気に見えた。
最近は、胃ろうをする犬もいるらしいが、家族は希望せず。
最期まで口から食べることにはこだわりながら、自然に任せる。
犬も人間と同じ経過を辿る。
平穏死は、人間も犬も同じ。
人間より犬を見ている時間のほうが毎週長くなってきたので
家族には何と思われているのか。
犬も人間も、終末期は全く同じだ。
そして犬も、在宅療養の中で「平穏死」していく。
当たり前の自然の摂理を、リリーちゃんは毎週、身を持って教えてくれる。
犬は平穏死できるが、
人間はなかなか平穏死できない。
2週間前のリリー
今朝の危篤状態のリリー
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
宝塚に引っ越して来てから、二回、犬を飼いました。
一匹は、旅行に行った時、預けた獣医さんで、マダニで感染する、牛の熱病(バーべシャー)に罹って死んで、二匹目は、鍼灸のお師匠さんの米山先生の子供達が拾ってきて、困っていると、泣きつかれて飼ったのですが、牛肉を食べさせ過ぎて、前立腺癌になりました。堺の府立大獣医科まで、何度も往復しましたが、手術直前になって「犬の前立腺って、骨盤の中に入り込み過ぎて、手術では取れないんだよな」と言われて驚きました。結局開腹しただけで、前立腺も、癌も取って貰えませんでした。雑種の犬だから、馬鹿にされたのかもしれません。
今はメスの野良ネコが子供を産んだので、子供は動物愛護センターに引き取って貰って、メス猫は避妊手術をして、餌をやっています。癌になって貰うのは嫌なので、ロイヤル.カナンのキャッツフードをやっているので、もう八歳になりますが、今のところは癌にはなっていません。
でも、高くついて困ります。野良猫が増えて困るのですが、獣医さんも、「避妊手術を安くしてくれ」というと、「またか!」とうんざりずるそうです。
人間は「子供を産まない女がいるから、少子高齢化!」と言われるし、ニャン子は子供をウジャウジャ産んで、嫌がられるし、困ったもんです。
Posted by 大谷佳子 at 2013年03月12日 03:06 | 返信
犬の一生は短い。欠点はそれだけである。
(アグネス・スライ・ターンボール)
リリーちゃん。お疲れ様。
Posted by ちろる at 2013年03月12日 12:08 | 返信
リリーちゃんのご冥福をお祈りします。
わたしは4月に10才になるスピッツです。
あかちゃんの時からかあさんの作った米飯、豆腐の味噌汁が主食で、
病気になったことはありません。
健康に老い、自宅で平穏死する予定です。
Posted by ゆり at 2013年03月12日 08:30 | 返信
リリーちゃんの何と神々しいことでしょう。
先生に診てもらえて本当に良かったね・・・。
Posted by チズ at 2013年03月13日 01:55 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: