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DPCを基盤とした医療計画

2013年05月09日(木)

DPC制度で有名な松田教授の講義を日慢協で拝聴した。
DPCに基ずいた地域に合う計画を早急に立てるべきだと思った。
DPCという思想は、介護まで包含するそうだが、正しいと思った。
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DPCとは従来の診療行為ごとの点数をもとに計算する「出来高払い方式」とは異なり、入院期間中に治療した病気の中で最も医療資源を投入した一疾患のみに厚生労働省が定めた1日当たりの定額の点数からなる包括評価部分(入院基本料、検査、投薬、注射、画像診断等)と、従来どおりの出来高評価部分(手術、胃カメラ、リハビリ等)を組み合わせて計算する方式です。
1日当たりの定額の点数は、「診断群分類」と呼ばれる区分ごとに、入院期間に応じて定められています。
 

 
 

入院途中で病状や治療内容が変わり、主治医により決定される診断群分類が変更となった場合(主に治療した病名が変わった場合等)には、入院初日にさかのぼり医療費の計算をやり直します。月をまたいで変更となった場合、退院時にて過不足を調整いたします。

DPCでは、病名の分類ごとに包括評価入院期間が決められており、この期間を超えた日から「出来高払い方式」での計算となります。



産業医科大学 公衆衛生学

松田晋哉先生

 

●なぜ、がん難民が発生するか?

DPC制度ではない。

急性期病院と後方病院の連携が上手くいっていないからではない。

がん医療=慢性期医療になっているから。

 

がん医療を、

・集学的治療(手術、抗がん剤、放射線)

・内科的治療、に分けて考えるべき。

 

Post  acuteを充実させることが大切。

療養病床削減政策のエビデンスは無い。

社会的入院を減らすだけに

慢性期入院患者の傷病構造の分析を行わずに

削減だけを行った。

 

DPCは、資源配分の資料として造られた。

今後、DPCの思想を介護まで広げないといけない。

 

●病院訪問看護部門の役割

地域の訪問看護が重要

 ・従来の訪問看護ステーションではない

 ・特定看護師?

 

●在宅医療に対応した薬局も

 ・在宅化学療法

 ・在宅での緩和医療などに特化

 

●フランスにおける在宅入院制度(HAD)がよい見本に

=在宅で入院医療を行う。

 

イギリス、カナダ、アメリカでも広がっている。

今後、2つに分けて考える必要がある。

 

●尾道方式=在宅主治医制度

充分、普遍化できるはず。

 

●在宅療養を支援する病院を拠点とした

 ネットワーク化の重要性

 24時間265日は幻想になるので。

 今の若い医者には通用しない。

 

●在宅療養を支援する病院との連携は必須

地域に責任を持つ病院

急増する、がん、心不全にどう対応するか?

がん診療拠点病院では無理。

 

●地域に密着した病院

 =在宅療養を支援する病院

 Post  acuteが、主役になる

 

●地域の安心とは?

「学校と病院」がみんなの答え。

福岡県は、医師会と県と大学が仲が良い。

 

●社会的入院は、病院の責任でも個人の責任でも無い

 社会的入院が無い世界を作ってこなかったから。

 住宅政策を社会保障政策としてやって来なかった。

 

●地域包括ケア

行政がやるとして、土日、夜間はいったい誰が対応するのか?

医療と介護の連携というが可能か?

 

●オランダのコミュニテイレストラン

NPO法人が運営。

空き家を利用。

独居老人がやってくる。

 

施設の中に高齢者施設の機能を社会に解放する。

医療機関が持つ生活支援機能を地域に改善する。

=医療施設門前町構想

 

高齢化施設を孤立させてはいけない

デイサービスに寝巻で行かせてはいけない。

 

女性はドレスアップして、男性はネクタイして、デイサービスに

参加して、社交ダンスをしている。

 

●ふらて会(北九州市)の取り組み

みんなではたけをしている=飽きない

自然に1万歩あるく。

 

ビバース日進町

自治体と地区医師会の協力でこのようなものができなっか

 

●ダブルライセンス

社会福祉士の資格を持った看護師が

ケアマネッジマントを行うべき。

 

●医療計画の設計図

電子レセプトから、DPCが作れる時代

 

●DPCとNDBで変わる医療計画策定

全医療過程をDPC化できる。

全過程をDPC化する。

データに基ずいて、計画を建てる。

 

●DPCでコーデイングしていく。

傷病別に臨床指標を定める

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この記事へのコメント

DPCって何の略ですか?
今日、相馬市から、記録が送られて来ました。
私の名前は載っていませんでした。
5月7日の領収書は貰ってるんですけど、匿名にしたのかも。
あんなこと言うもんじゃないですね。

Posted by 大谷佳子 at 2013年05月10日 03:39 | 返信

『DPCとはDiagnosis Procedure Combinationの略で、(1)診断群分類に基づく1日当たり定額報酬選定制度、(2)患者分類としての診断群分類、を意味する場合があり、両者を明確にするべきという指摘があった。本来DPCは(2)の意味で作られた略称であり、支払制度の意味は含まれていない。このため、支払制度としてのDPC制度の略称はDPC/PDPS (Diagnosis Procedure Combination / Pre-Diem Payment System)とすることで2010年12月26日のDPC評価分科会において整理された。』ということが中医協が出している文章にあります。『』内は一部省略あり。

Posted by つつじ at 2013年05月10日 11:54 | 返信

お教え下さって、ありがとうございました。
医療関係者でないと、難しくてよくわかりませんけど、だいたい、こうなんだろうと、想像します。

Posted by 大谷佳子 at 2013年05月11日 02:12 | 返信

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