このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
"脱走"や"脱北"の相談ばかり
2014年01月08日(水)
日本の介護や医療はいったいどうなっているんだろう?
やたら、”脱走”や”脱北”の相談ばかり舞い込む。
認知症介護・医療、そして制度の根幹が間違っているからこうなる。
携帯電話にかかってくるのは、大半が施設から。
「長尾先生、○○さんが脱走しましたが、ちゃんと捕まえてきました!」
これは、介護職員が私にほんとうに言った言葉。
何人か脱走して、捕まえられた。
そしてまた牢屋に入れられる。
人手がないとの理由で、散歩には出してもらえない。
「あんたら、覚えときや。殺したる!死んだら恨んで化けて出てやる」と、入所者。
それを受けた介護者は、縛る、たたく、なんでもあり。
施設内でのプロレスは日常。
入所者もまさに命がけなのだ。
そしてよく見ると、入所者のほうが介護職員よりマトモだったりする。
脱走するには、それなりの理由がある。
暴れるのには理由がある、のだが・・・・
病院や施設を”脱北”しなきゃ、口から食べられない、あるいは
平穏な最期を迎えられないという現実を、国の責任者はどう考えるのか?
高齢者医療がビジネスになった。
介護がビジネスになった。
高齢者が家族から捨てられて
そうしたビジネスのカモになる。
軟禁や拘束や虐待は、氷山の一角。
本質はもっともっと深いところにある。
監禁系介護よ、さようなら!
これ以上は、書けない。
「長尾先生、○○さんが脱走しましたが、ちゃんと捕まえてきました!」
これは、介護職員が私にほんとうに言った言葉。
何人か脱走して、捕まえられた。
そしてまた牢屋に入れられる。
人手がないとの理由で、散歩には出してもらえない。
「あんたら、覚えときや。殺したる!死んだら恨んで化けて出てやる」と、入所者。
それを受けた介護者は、縛る、たたく、なんでもあり。
施設内でのプロレスは日常。
入所者もまさに命がけなのだ。
そしてよく見ると、入所者のほうが介護職員よりマトモだったりする。
脱走するには、それなりの理由がある。
暴れるのには理由がある、のだが・・・・
病院や施設を”脱北”しなきゃ、口から食べられない、あるいは
平穏な最期を迎えられないという現実を、国の責任者はどう考えるのか?
高齢者医療がビジネスになった。
介護がビジネスになった。
高齢者が家族から捨てられて
そうしたビジネスのカモになる。
軟禁や拘束や虐待は、氷山の一角。
本質はもっともっと深いところにある。
監禁系介護よ、さようなら!
これ以上は、書けない。
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
私も、ケアマネジャーでありながら、身近の知人や、親戚の年寄の行く末を考えると、介護保険ができてから本人の意向を無視して、施設に入所し易くなっているような気がします。ある製薬会社のプロパーが「認知症について、教えてくれる」と言うので、お話を拝聴したら「認知症の人を見たら、直ぐ通報して下さい」と言っていました。何処に、通報するのか聞き忘れましたけど、その時期としては、市役所だったのでしょう。現在なら地域包括支援センターに通報と言う意味だったのか?
認知症専門の、脳神経外科の先生でなくても、「痴ほう症」とか「認知症」と診断できるんですね。脳神経外科の先生に「あんたはアルツハイマーや!!」と頭ごなしに、言われて、別の脳神経外科に診て貰ったら「未だごく初期の脳梗塞です。重症化しないようにリハビリをして、趣味の楽器演奏でも楽しんで下さい。自動車の運転は、やめて下さい」と言われた人がいます。脳神経外科でも診断が異なるのですね。私から見ても、アルツハイマー型の認知症とは、とても思えませんでした。どう見ても、脳梗塞の初期には見えました。
ケアマネジャーの資格や介護保険について、初めて知らされたのは学習塾からのお知らせでした。
初めから、民間参入と決まっていたので、「社会福祉」の概念や「潤沢な資金」もなく初めてしまったので、外から見るとヘンな具合にみえる団体もあるのかも。
理念を持って始めても、社会福祉法人格があれば無税らしいですけど、ただの企業であれば、資金面で困難があるのかもしれません。
中に入って、意見を聞いてみなければ分かりませんけど。
人生の終末を穏やかに過ごしたいお年寄りに、平安が訪れることを願います。
Posted by 匿名 at 2014年01月09日 12:32 | 返信
介護保険や医療保険の主役は誰でしょう?主役はおじいちゃん、おばあちゃん、患者さんのはずなのに、なぜか主役が、お金になっています。お金が議論のテーマになっています。主役は、お金ではなく、人間なんだということをもう一度再確認する時ではと日々思います。
Posted by 社会福祉士河本健二 at 2014年01月09日 12:25 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: