結果は、龍谷平安に１６対２で退敗。

しかし得点差以上の内容だった。
両校の実力は完全に拮抗していた。

中盤までは全くの互角。
もし先制点を取っていれば、大島高校が勝っていたと思う。

バックホームで２回もアウトになるという不運があった。
神様は見方をしてくれなかった。

印象的だったのは、９回の表の攻撃でツーアウトになっても
みんな屈託の無い笑顔だったこと。

普通の高校生は、祈る。
しかし彼らは、嬉しそうに笑っていた。

涙は無かった。
完全に楽しんでいた。

大応援団も楽しんでいた。
どんな状況にあっても常に前を向いているのが大島だった。

泣いたのは、私の方だった。
夜のニュースで見て、また泣いた。

なんで涙が出るのか、分からない。
まさに紅顔の男の子に大昔の自分を重ねているのかもしれない。

今日、大島高校の選手たちは島に帰るのだろう。
大きな声援で迎えて挙げて欲しい。

ありがとう、大島高校ナイン。