ＢＰＳＤ研究会で講演

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ＢＰＳＤ研究会で講演

2014年03月30日（日）

昨日は、博多でＢＰＳＤ研究会で講演させて頂いた。
ＢＰＳＤとは、認知症の周辺症状のこと。
思うところを２時間強、お話させて頂いた。

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天神は大都会。
消費税直前の駆け込み買い物客でどこも満員。

そんな中、２００人を超える人が、話を聴きにきてくれた。
私に与えられた演題は、「独居の認知症ー最期まで在宅は可能か？－」

実は、この演題でお話しすのは、初めて。
思うように話ができず、言い忘れたことばかり、後で頭に浮かんでくる。

要は、ＢＰＳＤの多くは、医原病であり、介原病なのだ。
それなのに上から目線でＢＰＳＤという烙印を押して、薬物療法にばかり走る現状を非難。

まあ、ごちゃごちゃ話すより、拙書「ばあちゃん・・・」を読んでくれたほうが早いだろう。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%B0%E3%81%82%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%81%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E6%96%BD%E8%A8%AD%E3%82%92%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%88%E3%81%9F%E3%82%89%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%83%9C%E3%82%B1%E3%82%8B%E3%81%A7-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4893088149/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1391073422&sr=1-2
そう思いながら、たどだどしい話をしてきた。

今日は、５０点。
昨夜の疲れがどこかに残っていたのか。

終了後、若年性認知症の家族が真剣な顔で相談に来られた。
胃瘻の意志決定をどうすればいいのか？という話。

尊厳死やリビングウイルなどの重い話も沢山した。
最期は、どうしても尊厳の話になる。

最初で最後になるだろうこの演題での講演。
博多は、桜が満開だった。

帰阪後、溜まっていた往診を回った。
講演ばかりしている自分が情けないと思った。

今後（来年）の講演の受諾は控えている。
佐伯も博多も一期一会だと感謝している。

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posted by 長尾和宏 at 23:59 | Comment(1) | TrackBack(0)

この記事へのコメント

先生こんばんは。
お疲れ様です。
私は、ヘルパーをしています。今日は、認知症のおばあちゃんにお裁縫をお願いしてみました。
３階に住んでいらっしゃるのですが、お部屋へお連れしても階段で私が降りてきてる間に、エレベーターで下に降りてこられ、腰が痛いと訴えられます。
お下用の切りっぱなしのタオルを一緒にたたんでいただいているときに、ほつれている端が気になっていた様子なので、思い切って頼んでみました。もちろんそばで見させていただきました。これがすごいことに、何年も針を持っていなかったおばあちゃんが、見事に縫い上げてくださいました。
感動しました。
先生、お身体は大丈夫ですか？
このおばあちゃんに「大丈夫？」とバタバタと走りながら聞くと「大丈夫じゃないわよ」と笑顔で答えてくださいます。

Posted by 岡村　典子 at 2014年03月31日 09:30 | 返信