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発想の転換が必要
2014年07月31日(木)
「無駄な医療ベスト100」みたいな本が売れているが欧米のトレンドである
従来の医学常識が続々と覆されていく10年になるのだろう。
国民皆保険制度を基礎とした医療保険はもはや空気のようになっているが限界だ。
従来の医学常識が続々と覆されていく10年になるのだろう。
国民皆保険制度を基礎とした医療保険はもはや空気のようになっているが限界だ。
「やぶ医者ほど儲かる」というのが、出来高払い(現行)の医療の常識だ。
実際、そのとうりだと思う。
一方、介護保険も同様だ。
要介護5の人を要介護2に改善させれば、売り上げが減って経営が苦しくなるという矛盾。
医療保険も介護保険も、出来高制という考えを改め包括制に転換したほうがいい。
今こそ、ゆるやかな発想の転換が必要な時代だ。
すでに包括制の導入は徐々に進んでいる。
医療保険では
・DPC病院
・末期がんの在宅医療など
介護保険では、
・小規模多機能
・24時間定期巡回・随時対応型訪問看護・介護
など、芽生えは充分ある。
こうした制度は、厚労省は造れない。
省庁内のしがらみがあって、統合できないからだ。
まさに政治マターだ。
以下は、桜井充参議院議員(医師)の今日のブログから引用。
現在の野党は時間があるだろうからしっかりいい政策を練り議論して欲しい。
社会保障政策は党派を超えて、いいものに転換して欲しい。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
努力しても報われない
介護保険制度に様々な問題点があるが、その中で、努力するほど
報酬が減ってしまうという事がある。それは、介護利用者に対して
リハビリを行うが、その結果、要介護5だった人が要介護4に改善
すると、その施設の収入が減るのである。施設の職員が一生懸命リ
ハビリを行って、利用者の人は元気になるかもしれないが、施設の
経営は苦しくなってしまう。本当におかしな話である。
介護を受ける利用者は、要介護認定を受けることになっている。
一番の重症者が要介護5で、要介護の場合、一番軽い人が要介護1
となる。介護報酬は、重い人の方が高くなるので、当然のことでは
あるが、要介護5の人が一番高く、要介護1の人が一番軽くなる。
さて、前述したように、リハビリを行って、利用者の状態が良く
なった結果、施設の収入が減るのでは、自分の首を絞めることにな
るので、努力したくなくなるのは当然のことである。このように、
現在の介護保険制度は、努力しても報われない制度なのである。
さて、この問題はどうすれば解決できるのだろうか。利用者は、
半年ごとに要介護認定を受けなければならない。私は、施設の入所
者が介護認定を受けて要介護度が下がったとしても(要するに状態
は改善するということ)、入所時と同じ介護度にすれば良いのだと
思う。そうすれば、状態が良くなっても収入は減らないからである。
このような制度になれば、努力すると報われることになる。利用
者の状態は良くなるし、そのことは利用者だけではなく、介護労働
者の喜びでもある。さらに、例えば、食事ができなかった人が自分
で食事ができるようになれば、介護職員の負担も軽減される。
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実際、そのとうりだと思う。
一方、介護保険も同様だ。
要介護5の人を要介護2に改善させれば、売り上げが減って経営が苦しくなるという矛盾。
医療保険も介護保険も、出来高制という考えを改め包括制に転換したほうがいい。
今こそ、ゆるやかな発想の転換が必要な時代だ。
すでに包括制の導入は徐々に進んでいる。
医療保険では
・DPC病院
・末期がんの在宅医療など
介護保険では、
・小規模多機能
・24時間定期巡回・随時対応型訪問看護・介護
など、芽生えは充分ある。
こうした制度は、厚労省は造れない。
省庁内のしがらみがあって、統合できないからだ。
まさに政治マターだ。
以下は、桜井充参議院議員(医師)の今日のブログから引用。
現在の野党は時間があるだろうからしっかりいい政策を練り議論して欲しい。
社会保障政策は党派を超えて、いいものに転換して欲しい。
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努力しても報われない
介護保険制度に様々な問題点があるが、その中で、努力するほど
報酬が減ってしまうという事がある。それは、介護利用者に対して
リハビリを行うが、その結果、要介護5だった人が要介護4に改善
すると、その施設の収入が減るのである。施設の職員が一生懸命リ
ハビリを行って、利用者の人は元気になるかもしれないが、施設の
経営は苦しくなってしまう。本当におかしな話である。
介護を受ける利用者は、要介護認定を受けることになっている。
一番の重症者が要介護5で、要介護の場合、一番軽い人が要介護1
となる。介護報酬は、重い人の方が高くなるので、当然のことでは
あるが、要介護5の人が一番高く、要介護1の人が一番軽くなる。
さて、前述したように、リハビリを行って、利用者の状態が良く
なった結果、施設の収入が減るのでは、自分の首を絞めることにな
るので、努力したくなくなるのは当然のことである。このように、
現在の介護保険制度は、努力しても報われない制度なのである。
さて、この問題はどうすれば解決できるのだろうか。利用者は、
半年ごとに要介護認定を受けなければならない。私は、施設の入所
者が介護認定を受けて要介護度が下がったとしても(要するに状態
は改善するということ)、入所時と同じ介護度にすれば良いのだと
思う。そうすれば、状態が良くなっても収入は減らないからである。
このような制度になれば、努力すると報われることになる。利用
者の状態は良くなるし、そのことは利用者だけではなく、介護労働
者の喜びでもある。さらに、例えば、食事ができなかった人が自分
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この記事へのコメント
>社会保障政策は党派を超えて、いいものに転換して欲しい。
本当に私も思います
Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2014年07月31日 06:29 | 返信
「日本は、大規模な、融通の効かない社会主義大国だ」と言われます。
でも社会主義の国は「努力しても、努力しなくても、おんなし給料」なんです。
日本は「努力して、成果が出ると、給料が減る」って、世界じゅう探しても、そんな国、聞いたことないです。
厚生労働省って、ブラックユーモアのセンスがありますね。
Posted by 大谷佳子 at 2014年08月01日 02:12 | 返信
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