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養老孟司氏の「自分の壁」
2014年11月20日(木)
今朝は、養老孟司氏の講演「自分の壁」を拝聴。
「自分とは何か?」について1時間講演された。
ナマ養老先生をはじめてみた。
「自分とは何か?」について1時間講演された。
ナマ養老先生をはじめてみた。
養老先生は頭がいい。
今日の話は医学でも社会学でも文学でもなく、「哲学」。
根底を貫くのは、独特のニヒリズムでもある。
一人称の死と二人称・三人称の死、について考えていた。
自分の壁 養老孟司
「貴方はコーヒーにしますか?紅茶にしますか?」
という問いかけへの違和感。
この問いは、主体が存在するというのが前提
主体が存在しないと自由意思は存在しないことになる。
本当にそんなものを持っているのか?
なんだか決断する主体がありますよ、と強制されている感じがする。
人間の細胞は、7年で入れ替わる。
77歳の自分がは、70歳と自分とは別人。
則天去私
大阪弁では、相手を指して「自分」という。
侍は「おのれ」という。
「手前もの」とは、「てめえこの野郎!」のこと。
日本語では、1人称と2人称が混同することがある。
言語学者の金谷氏によると
主語が無いと文章が成り立たないという言語は、
世界にたった7つしかないそうだ。
唯脳論
空間定位。領野。
自己が変わっていく。
自分が水になっていくような気がする。
世界と一体化するという宗教体験。
世の中にあるものは人間の脳の中にあるものが具現化するだけ。
ピアノがそう。
脳の神経細胞も、実はピアノの鍵板のように並んでいる。
一次聴覚領はピアノそのもの
ナビには、現在位置を示す矢印が必須。
ナビは、位置だけ指定すればいい。
「私」とは矢印のようなもの。
人は、「えこひいき」をする。
パスカルの言「自己愛が諸悪の根源」のとうり。
自分が一旦出した唾を、再度飲めるか?
便もそう。
自分から出た瞬間に、マイナスの価値に転換される。
水洗トイレの普及によって、“自分”が加速した。
自分が地図全体になる。
文化人類学者のカストネラーは、「世界全体が自分になる」と表現。
そうなると動かないし、動く必要が無くなる。
現在、一神教の世界が7割に達している。
しかしその成功体験もそろそろ終わりか。
みんな心の中では違う!と思っていても
「あの時の空気では反対できなかった」
過去の戦争がそう。
首を治せばおしっこがよく出るようになったという人。
首だけ診ていればいいのか。
吉川さん「理不尽な進化」と表現。
1回しか起こらなかったことをどう解釈すうか。
ドーキンスとグールドンの論争。
ドーキンスが勝ったが、グールドンは最後まで頑張った。
医療における問診(アナムネ)とは歴史を重視したやり方。
自分は小児ぜんそくだが、喫煙する。
早めに自分から撤退したほうがいい。
飛行機が落ちても自分は困らない。
若いうちは自分の命は自分のもの、と思うもの。
50歳代が自殺者が一番多い。
小学生も死ぬ時代。
死ぬ前にサインが出ていた。
自分の人生は人のためではないのか?
昆虫をいじっている間は、自分の時代。
日本はもともと自分が無い社会。
クレーマーもそう。
自分が生きているのは自分のためではない。
現在は、
自己が野放しになっているのが現代。
江戸時代は共同体が完成された時代。
献体者の1割は家族の反対で不献体になるという。
生きている間の人間関係が死後に
自分の死は自分の死ではない。
自分の病気は自分のものではない。
家族のもの。
患者が我儘を言うのは、病気が自分のためだと思っているから。
老人の病気は自分のものではなく、家族のもの。
伝統産業を継ぐ時には、一代飛ばすと上手くいく。
孫の代に譲したほうが、社会の継続性が保たれる。
日本の会社の効率は悪い。
めんどくさい=既得権
言わないのは、めんどうなことになるから
明治維新と終戦は日時がハッキリしている。
現在の諸問題は、日時がハッキリしない。
脳化社会の限界。
身体を動かすといい。
今日の話は医学でも社会学でも文学でもなく、「哲学」。
根底を貫くのは、独特のニヒリズムでもある。
一人称の死と二人称・三人称の死、について考えていた。
自分の壁 養老孟司
「貴方はコーヒーにしますか?紅茶にしますか?」
という問いかけへの違和感。
この問いは、主体が存在するというのが前提
主体が存在しないと自由意思は存在しないことになる。
本当にそんなものを持っているのか?
なんだか決断する主体がありますよ、と強制されている感じがする。
人間の細胞は、7年で入れ替わる。
77歳の自分がは、70歳と自分とは別人。
則天去私
大阪弁では、相手を指して「自分」という。
侍は「おのれ」という。
「手前もの」とは、「てめえこの野郎!」のこと。
日本語では、1人称と2人称が混同することがある。
言語学者の金谷氏によると
主語が無いと文章が成り立たないという言語は、
世界にたった7つしかないそうだ。
唯脳論
空間定位。領野。
自己が変わっていく。
自分が水になっていくような気がする。
世界と一体化するという宗教体験。
世の中にあるものは人間の脳の中にあるものが具現化するだけ。
ピアノがそう。
脳の神経細胞も、実はピアノの鍵板のように並んでいる。
一次聴覚領はピアノそのもの
ナビには、現在位置を示す矢印が必須。
ナビは、位置だけ指定すればいい。
「私」とは矢印のようなもの。
人は、「えこひいき」をする。
パスカルの言「自己愛が諸悪の根源」のとうり。
自分が一旦出した唾を、再度飲めるか?
便もそう。
自分から出た瞬間に、マイナスの価値に転換される。
水洗トイレの普及によって、“自分”が加速した。
自分が地図全体になる。
文化人類学者のカストネラーは、「世界全体が自分になる」と表現。
そうなると動かないし、動く必要が無くなる。
現在、一神教の世界が7割に達している。
しかしその成功体験もそろそろ終わりか。
みんな心の中では違う!と思っていても
「あの時の空気では反対できなかった」
過去の戦争がそう。
首を治せばおしっこがよく出るようになったという人。
首だけ診ていればいいのか。
吉川さん「理不尽な進化」と表現。
1回しか起こらなかったことをどう解釈すうか。
ドーキンスとグールドンの論争。
ドーキンスが勝ったが、グールドンは最後まで頑張った。
医療における問診(アナムネ)とは歴史を重視したやり方。
自分は小児ぜんそくだが、喫煙する。
早めに自分から撤退したほうがいい。
飛行機が落ちても自分は困らない。
若いうちは自分の命は自分のもの、と思うもの。
50歳代が自殺者が一番多い。
小学生も死ぬ時代。
死ぬ前にサインが出ていた。
自分の人生は人のためではないのか?
昆虫をいじっている間は、自分の時代。
日本はもともと自分が無い社会。
クレーマーもそう。
自分が生きているのは自分のためではない。
現在は、
自己が野放しになっているのが現代。
江戸時代は共同体が完成された時代。
献体者の1割は家族の反対で不献体になるという。
生きている間の人間関係が死後に
自分の死は自分の死ではない。
自分の病気は自分のものではない。
家族のもの。
患者が我儘を言うのは、病気が自分のためだと思っているから。
老人の病気は自分のものではなく、家族のもの。
伝統産業を継ぐ時には、一代飛ばすと上手くいく。
孫の代に譲したほうが、社会の継続性が保たれる。
日本の会社の効率は悪い。
めんどくさい=既得権
言わないのは、めんどうなことになるから
明治維新と終戦は日時がハッキリしている。
現在の諸問題は、日時がハッキリしない。
脳化社会の限界。
身体を動かすといい。
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