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"やめどき"

2014年12月26日(金)

”いつやめるの?”
”今かな?”
今年も講演会で数えきれない位、言った言葉だ。
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”やめどき”が、ある。

仕事も、遊びも、延命治療も。
そんな当たり前のことが当たり前でないのが現代医療。

抗がん剤は止めどきを間違えると後悔が残る。
延命と縮命の分水嶺がある。

降圧剤もインスリンも同じ。
やめどき、がある。

一昔前まで、”降圧剤は一生飲む”と専門家が言っているのを
見て笑っていた。

製薬会社にそう言わされているのかな、なんて。
しかし大真面目にそう思っている医者が多いと知り、驚いていた。


新聞に、「降圧剤のやめどき」の記事が出ていた。→こちら
こうした記事が出ること自体、時代が変わってきていることを感じる。

しかしよく読むと、「中止可能な例もある」と、例外的に書いてある。
そんなことあるわけない。

しかし、一歩前進したのは事実。

私の講演もどうやら”やめどき”が、近づいてきた。

毎日、断ってばかり。
本当にごめんなさい。

そのかわり、足元をもっとしっかり見つめて生きます。


今年の講演もあとひとつ。

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この記事へのコメント

長尾先生、少しお疲れなんですね。
抗癌剤のことだったら、長尾先生は、当時の常識的、標準の治療をなさっていたのですから、ご自分を責める必要は無いと思います。
製薬会社と、当時の厚生省には責任があると思います。
現場のお医者さんは、皆、同じ思いなのじゃないでしょうか?
疲れたのなら、少し休んでもいいのじゃないでしょうか?
よくわかりませんけど。

Posted by 大谷佳子 at 2014年12月26日 10:59 | 返信

おやすみ大歓迎です。

英ヒロ先生にも、往診中の社内食事は どうにかしましょう(ノД`)・゜・。~って言い続けています。

2015年1月31日(土)尊厳死協会東北支部の 新春講話会IN APPI は
忙しい介護・医療・福祉関連の方々のために開催して 3回になります。
JR大人の休日倶楽部対応(東北・北海道)なので
前日宿泊して 温泉やスキー・プール・雪道散歩・星空観察などホテルライフを
楽しまれるかた、家族旅行できると③連休の 尊厳死協会 会員・理事が参加されます。

医療・介護・福祉関連の皆さま リゾートセラピーの里 安比高原へお出かけください。

Posted by kayabuki110 at 2014年12月27日 02:41 | 返信

「満足して大往生する101」のコツ
ただいま 読まさせていただいてます

訪問看護をやってます
利用者さまのご家族から 今朝 5時に亡くなりましたと電話がありました
寝たきりの93歳のおじいちゃまです
在宅医も決まってました 先月初あたりから血尿があり 今月に入り 総合病院で検査のための受診に通院していまいました
考え方の違いです
ご家族にも 検査をして 診断確定できたとして どうしますか という話です
在宅医の先生もそんな説明をせず 紹介状を書き 受診依頼をされました
この先生は 他の利用者さまの時も 簡単に入院だね…とおっしゃられます
患者さまにとって お医者さまは 神様なんです
(わたしは ふざけるな!と思ってますが…(笑))

総合病院受診は 待ち時間が長く 疲れたことでしょう
でも 家族は どこかで 折り合いをつけるんでしょう

人の命は わからない…

だから やめどき 方向転換って 大事ですね

Posted by 宮ちゃん at 2014年12月27日 03:30 | 返信

簡単に「入院だね」という医者が、大半、というよりほとんど、99.9%。
そういう思考回路を、同じ医者が変えていくのって、メッチャしんどいと思います。

けれども、医者でない一般市民が何を言っても、
「お医者様」である医者たちは、「素人のたわごと」と受け流すだけ。

長尾先生の講演を聞いて、心動かされ真摯に受け止めているのは医者ではなく、その医者の指示命令で動くことが職務である看護師さんたちではないかと。医者よりはまだ少しだけ患者の痛みを理解している。

なぜどうしようもない「お医者様」ばかりが出来上がってしまったのかしら。

医療関係のブログを読むのをやめようと思いつつ、いつも読んでしまいます。
今の私にできる最低限のことは、
日本という国が、医療によって滅んでいくのを、心に刻みつけておくことだと思っている。

Posted by komachi at 2014年12月27日 07:54 | 返信

東京大学薬学研究会で発表している工藤氏の「tMK理論」を、よく読んで見ますと、長尾先生の治療方法と、方向性は同じなのではないかと、思えます。
工藤氏の「転移で死に至っている癌患者のほぼ全員にtMkが検出されている」と言う論文の最後に
「○ 近澤三津子さんに悲惨な死をもたらしたイレッサの場合--
 イレッサの投与で発現しているのが組織修復を目的としている線維化促進分子のMidKineです。発現したMidKineが肺線維症(間質性肺炎)を発症させます。
発現し続けるMidKineの遺伝子(11p)に変異が起こって発現するのが転移で死に至らせるtruncatedMidKineです。近澤三津子さんの場合にはtMKの発現する以前のMidKineによる重篤な肺線維症(間質性肺炎)で亡くなっています。イレッサ投与後にMidKneの検査をしていたなら近澤三津子さんの悲惨な死を回避できたのです。」
と書いてあります。
長尾先生も「まず抗がん剤を投与してみて、悪化しないなら投与を続けるが、容体が、悪化するようなら抗がん剤を投与する事をやめる。その止め時が肝心だ」と言うような事を、仰っていると思います。
長尾先生は、あくまで臨床家のお医者ですから、tMkの理論が発表される前から実践していらっしゃったのでは無いでしょうか?
あるケアマネじゃーの研修会で、「抗がん剤を投与しても、治癒しない場合は麻酔薬で緩和医療を続けながら、抗癌剤も、亡くなるまで投与するのが正しい」と若いお医者さんがケアマネジャーに教えていましたが、工藤氏のMK理論では長尾先生の治療方法が正しかったことが証明されました。
一刻も早く、工藤氏のtMk理論と、検査薬が承認され、tMK陽性の患者さんへの抗がん剤投与がストップされる事を願います。
工藤氏は小学生時代の輸血によりB型肝炎キャリアであると仰っています。それで、近澤三津子さんや、癌患者さんの抗がん剤投与に関して、人一倍熱心に研究なさっているのだと、私は思います。

Posted by 大谷佳子 at 2014年12月28日 02:23 | 返信

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