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日本国の運命の分かれ道

2015年07月15日(水)

今日は日本国の運命の分かれ道である。
戦争をしない国から、戦争をする国へ。
人を殺さない国から、人を殺す国へ。


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今日は「安保法案」の衆議院採決の日。

100年後の歴史の教科書には、なんて載るんだろう。
まあ、そもそもその頃に、この国があれば、の話だが。

時の政府が総合的に戦争に参画するかどうかを決める。
結局、たった一人の為政者の夢に多くの人が殺される。

戦後70年の節目になんてことをするのだろう。
本当は、不戦の誓いをさらに強くアピールする時なのに。

仕事をしていても気が重い。
こんな残酷な歴史の瞬間に無力な自分が情けない。

どうして、過ちは繰り返すのだろう。
それは、過ちを繰り返す人たちがいるからだ。

国民は、NO!と言っているのに
為政者は、GO!と急ぐ。

桑田圭祐の歌をリーダーに聞かせたい。
桑田さんもこの時を強く強く憂いている。


暑い夏。

70年前も、同じように暑い夏に学んだはずだったのに
もう忘れてしまったのだろうか。

私は反対だ。
今日、賛成票を投じる議員にはもう会いたくない。



・・・・と書いたところで、呼吸停止との電話。
このところ深夜の往診や看取りがずっと続いている。

昨夜も数件に対応して寝ていないが、今夜も眠れないか。
こんな生活は長くは続かない。

平穏死とは自然な最期。
戦争の死とはまったく別の死。









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この記事へのコメント

60年安保の時は、学生と、日米繊維交渉で差別された繊維工業の労働者だけだったらしいです。
70年安保の時は、これも学生のトロツキストと言うか北朝鮮に親しい過激派ばかりが、目立っていました。
この度のデモ行進は、お年寄りも若者も、整然と行進して偉いなあと思いました。
安全保障問題は、もっと長く深く論議したいと思います。
でも、万が一、自民党政権では無くて、民主党政権の時に、中国が、南支那海で海上基地を作ったり、尖閣列島に進出して来たら、やはり、自衛隊が反撃に出るのではないかと思います。
丁度アメリカが第二次世界大戦前に「モンロー主義」を掲げて、ドイツに反撃していなかったのに、日本が真珠湾攻撃をした事を切っ掛けに、アメリカ、イギリス、フランスの連合軍が太平洋とヨーロッパを制圧してきたように、日本.フィリピン.台湾も、反撃せざるを得ないのではないかと恐れています。
中国が、これ以上太平洋に進出しないように祈っています。

Posted by 大谷佳子 at 2015年07月15日 02:46 | 返信

今朝は、なんとなく胸騒ぎがして、早く目覚めてしまった。
みずからの人生をしっかり納得し、かみしめながら、やすらかな「平穏死」を迎えたかったのに。
たったひとりの和製ヒトラーに行政のトップをゆだね、今や日本は好き放題にされている。
自公与党の議員は誰も止められない。自称「平和の党」も永年の仮面を脱ぎ、権力にしがみ付きたいだけの付録宗教政党になり下がった。戦前、権力の弾圧に抗してきた先輩たちは歯ぎしりしているだろう。
現代日本の巨大宗教集団も、70年前までは大東亜共栄圏の先兵となり、檀家を思想的に戦地に送りこんできたことの懺悔も、今や忘却の彼方に。かけられた油?には大騒ぎしたのに、今やダンマリの袈裟集団だ。
長尾先生が指摘されるように、「すべては時の政府が総合的に判断する」時代なのだ。
隣国の非法治主義を笑ってはいられない。
時事通信のおバカ記者まで、飛び出してきた。
日ごろから、安倍や菅の居酒屋談義でやってた提灯ギャグを、つい口にしてしまったのだろう。
「密接な国」は、かつての日伊独3国同盟から、米豪に変わり、地球の陸海空サイバー空間にもひろがり連携する。
年金資産は1理事長個人の判断で、アベノミクスの株式投資に大規模投入され、2万円台を維持し3万円超えも狙っている。
ちょっと前の厚生年金基金大崩壊の運命をたどる日も近い。だれも責任は取らなかったし、今回もとらないだろう。
戦艦大和ならぬ「巨大戦艦・国立競技場」が陸にあがってきた。
誰が決めた知らないが、誰も止められない、誰に聞いていいのかもわからない。「日本は完全にコントロールされている」のだ。アスリート養成費も建設費に化けるという。

今日のギリシャは、明日の日本である。
巨大国債は、「戦争という大規模公共事業」でチャラにするほかない。近々日銀総裁も辞任するだろう。
自衛隊員不足は、予備役の招集に始まり、若い男女の徴兵準備から始まる。マイナンバー制度にもすでに組み込まれている。
ようやく若い人びとが、声を上げ、街頭に飛び出してきた。
ロートルの声は枯れてしまっているが、知恵はまだのこっている。
個々の医療、介護現場の人びとは?
知らないふりをする、どちらとも言えない、空気を読む、声の大きい人にすべて下駄をあずける。ラクチンがいい。
それらのツケは、ブーメランのように、確実にハネ返ってる。

Posted by 匿名でごめん at 2015年07月15日 07:32 | 返信

長尾先生と同じく、自分も無力さに情けないとこの瞬間思っていました。
しかし、先生のささやかなこうした発信に救われています。

Posted by ハク at 2015年07月15日 09:10 | 返信

小さな一国民です。何かできることはありませんか?
このままでは、いけない。
何か、しなくては。

Posted by ちゃーちゃん at 2015年07月15日 09:19 | 返信

1960年安保では、衆議院での強行採決のあと、「60日」後の参議院での条約自然成立という手を使ったが、今回は「60日ルール」で衆議院での再議決を目指すという。
当時、岸信介は、自衛隊の治安出動を命じたが、防衛庁長官に拒否され、東京周辺の右翼や暴力団、黒社会に協力を働きかけて、デモ襲撃部隊を組織したという。満州国経営官僚、東条内閣閣僚としての経験や人脈が役立ったのだろうか。
ノブスケは、「声なき声」にも救いを求めたが、反対にべ平連市民が全国各地に雨後のたけのこのごとく登場した。
シンゾウは、若いママや高校生の思わぬ登場にびっくり仰天している。巨艦・新国立競技場建設のごり押しは、安倍のごり押しとかさなってしまった。
「2足のワラジをはく」益川敏英さんら、安保法案に反対する学者の会は1万人を越える勢い。近く全国行動をおこすという。
戦争法案の廃案は、末広がりの巨大な民意に発展しつつある。

日韓中市民の草の根交流も深く静かにひろがっている。
「中国10億人に愛された高倉健さん」。
中国内の人権派弁護士100名の拘束には、同じ人間として抗議と連帯の嵐の声をあげなくてはならない。
アメリカ・キューバ、アメリカ・イランの関係改善は、北朝鮮にも何らかの影響を与えていくだろう。
蓮池薫さんの拉致被害者救援の緊急提案も、切羽詰まった早期解決策として検討されるべきだ。
日中韓との文化・スポーツ・こども交流や「軍部交流」などを通じて、たがいの歴史を知り、懸案問題を生かす率直な意見交換n6なかで、先人の一時棚上げという智慧を生かすこともあろう。
いたずらに、火種をめぐる民族的、国家的対立を煽らず、粘りづよい外交的長期戦で互いの解決策の糸口をめざすべきである。
いかなる軍事的挑発も、愚の骨頂である。中国人民軍の兵士諸君!敵をまちがえるな。軍創設の初心に還れ。
災害時には、常駐の国際緊急援助部隊を互いに派遣し合う関係を、また防災減災の技術開発など、日ごろから官民で築きあげておく必要がますます高まり深まっている。

殺し殺される関係ではなく、助け助けられる関係こそ、わが「周辺事態」「東シナ海」「南シナ海」に求められているのである。

Posted by 匿名でごめん at 2015年07月16日 03:13 | 返信

ごめん。訂正してお詫びします。
60年安保の条約自然成立のための日数は、「30日」でした。
「べ平連」とあるのは、1965年「べ平連」につらなる市民運動「声なき声の会」のことでした。

1960年の5.19衆議院本会議強行採決の日、ラジオにかじりついていた。釜崎暴動の前年だった。
2015年7.16、間もなく衆議院本会議が開かれる。

Posted by 匿名でごめん at 2015年07月16日 01:20 | 返信

ローズベルト大統領は、確かに、ドイツ帝国主義、日本帝国主義には、確かな戦略を持って、戦争に勝利したが、ソビエト共産党には、意外に好意を持っていたようです。
チャーチル首相が「条件を緩めて、早く終戦にもって行こう」と提案したのに、原爆の研究を深めて、取り分けソ連に対日参戦を促し、千島列島の割譲を約束した。
それで、スターリンは、日ソ不可侵条約を破って、対日宣戦に参加、多数の捕虜を収容して、食べる物もろくに与えず、死ぬに任せた経緯があります。
チャーチル首相がスターリンは危険な人物だと忠告されていたのに、チャーチルを大貴族の大地主と固定的に考えて、スターリンと秘密会談を持ったり、スターリンの前でチャーチルをからかって、チャーチルを大変怒らせたと、最近オリバーストーン監督の「20世紀の社会主義BSプレミアム」で放映していました。
私は民主党にも社会党にも、いかなる党にも入っていませんので、日本民主党が、共産主義中国をどう見ているのかは存じません。
昨日7月16日の日経新聞9頁視点、焦点で、南china海.揺れる海の大動脈(中国岩礁を要塞に)の記事で、日本の石油や天然ガスを積んで航行するタンカーの通る大動脈が、中国の攻撃を受ける事必須で、うかい航路を通るとしても、年間コストが200億から300億円以上上がるのではないかと言われています。南沙諸島の領有権はマレーシア.ベトナム.フィリピンだけの問題で日本は関係ないわと思っていましたけど、取り様によっては日本がターゲットそのものじゃ無いでしょうか?
しかしこのような要塞を、他国の領域に平気で作る中国は、はたして社会主義国でしょうか?ドイツや,かっての旧日本帝国主義と一緒じゃないですか!
むかし杉本良吉氏と岡田嘉子さんが夢のユートピアと思ってソ連の国境を超えて行きましたけど、杉本氏は直ぐ銃殺されました。
共産党一党独裁の国って、よくわからない国です。

Posted by 大谷佳子 at 2015年07月17日 01:59 | 返信

7.17衆議院採決強行の本会議場。起立、拍手喝さいするロボット議員たち。
さあー、永い夏休みが60日もあるぞ。海外視察にでも行くか。
そおー、「密接な国」米軍の「IS支配地域」空爆下こそ、まさに「戦闘の現場」。その「周辺は安全地帯」だ。
なので、300人大隊で「後方作戦」の図上演習でも予行演習でも、されてはどうだろうか?
危険を感じたら、安保法案にのっとり、すぐどこかに退散すればよい。リスクはないと「確信」している。
事前に、「クルド人女性部隊」に護衛を頼むのも、いいかも知れない。
「IS」戦闘員は、「クルド人女性部隊旗」を見ただけで、恐れをなして遁走するという。
「戦闘で死ぬのは怖くない。だが女に殺されたら、天国で72人の処女をもらえない」からだそうだ。
クルド人女性志願者は、厳しい訓練をへて女性部隊に参加。シリアやイラク内の故郷で拉致され性奴隷にされている姉妹たちを解放するため、「IS」拠点を日夜急襲している。もちろん、命を落とす女性も多いが、あとに続く女性も多い。

Posted by 匿名でごめん at 2015年07月17日 01:59 | 返信

「国民の理解は得られていないが」、7.15委員会採決、7.16衆院本会議採決へ。
そして翌日、「国民の理解が得られていないので、新国立競技場は白紙、ゼロベースに」。
2520億円へのなりゆきは説明されないまま、「キメル」安倍の誇らしげなお顔が紅潮している。

まもなく、8.15が近づく。また、おどろおどろしい「玉音放送」がいっせいに流されるだろう。
「なんじ忠良なる臣民に告ぐ。」から始まり、「なんじ臣民、朕が意を体せよ。御名御璽。」で終わる詔書は、前日の閣議で、いくつか修正がなされたという。
なかでも、降伏の原因を、「時運のおもむく所」に修正したことを、老川祥一が注目している。
「これこそが、丸山真男のいう『なりゆき』の論理に基づく政治と言える」(原武史)。

戦前・戦中から、戦後70年をへても、経過は検証しない、原因は追及しない、責任はだれもとらない。
ないないづくしの国民性なのだ。

Posted by 匿名でごめん at 2015年07月19日 07:54 | 返信

アスリートの勇気ある発言に、頭が下がる。
有森裕子さんの渾身の訴えがあった。今夕、清水宏保さんが、ズバリ、『ロッケットトーク』。
「今、責任のなすり付け合いが行われています。そんなことは無意味だと僕は思います。責任は明らかに安倍首相にあります。ストップをかけられた人間が、ゴーサインを出した人間なのです。」
「ここからは僭越になりますが、白紙撤回の時期。安保関連法案の成立と同時期でした。偶然かもしれません。でも、『安保法案と引き換えか』という声も聞こえてきました。そういう声が出ること自体、アスリートとしては耐えられません。スポーツの政治利用は決して許されることではありません。」
腰の引けた科学者や医療家たちが多いなか、よくぞ言ってくれた、という気持ちだ。

Posted by 匿名でごめん at 2015年07月25日 05:27 | 返信

日本をめぐる情勢は、前門のオオカミ、後門のトラと言う感じです。
中国は昔のソ連と同じく革命期の元老が次々と老齢化し、亡くなって、多分「四人組追放クーデター」くらいから、軍部が実権を握ってしまったのでしょう。
アメリカの独立革命、フランス革命、日本の明治維新、中国革命を考えましても、革命の原動力のなった人はそれなりの動機があって活動したのですけど、日本の明治維新も、西園寺公望公が亡くなると明治維新の元老はすべて居なくなって、「天皇陛下」を担いだタダの軍部が実権を握ってひたすらアジア全域に侵略し、終いにアメリカの真珠湾を襲撃してアメリカの怒りを買って敗北しました。
今中国も革命期の元老が老齢化して軍部が実権を握っているから、南沙諸島にも進出しているのでしょう。
アメリカは議会制民主主義ですから、政権が変われば方針もガラッとかわります。
民主党政権時も共和党政権時も軍産複合体が影の権力者であることには変わらないのです。これはアメリカ独立革命の精神とは縁もゆかりもない存在です。
とりわけ共和党の様に「大量破壊破壊兵器がある」と虚偽の声明を発表してイラク戦争に突入しましたけど、このように嘘で戦争が始まる事態には、なってほしく無いものです。
私もあんまり能力も知識もないのに分かったような事を申し上げて段々自信が無くなってきました。
情報が無いので判断できません。

Posted by 大谷佳子 at 2015年07月28日 11:43 | 返信

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