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「ある実践医」さんはいいこと言うねえ
2015年09月17日(木)
「ある実践医」さんの書き込みは、いつも私が思っていることをズバッと書いてくれる。
本質を見抜く目に優れたコウノメソッドのお医者さんなのだろうがいつも感心している。
今日は、この「ある実践医」さんの語録を集めてみたので、みなさんに味わって欲しい。
本質を見抜く目に優れたコウノメソッドのお医者さんなのだろうがいつも感心している。
今日は、この「ある実践医」さんの語録を集めてみたので、みなさんに味わって欲しい。
どこのどなたか知らないが、いい意見ばかり。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
認知症は薬物すべき病気か?それは行動心理症状の強いケースに限られると思います。
行動心理症状が激しくなければ薬物は不要で、予防目的であれば各種サプリだけで十分でしょう。
認知症への投薬治療(主としてコリンエステラーゼ阻害剤など抗認知症薬)の目的としては行動心理・精神症状の緩和が目的だけです。認知症を進行を予防する効果は全くないと明記されています。
攻撃性緩和目的でGとM、アパシー緩和目的でDとRが主として使用されますが、この法則を知らずに、特に行動心理症状がない或は攻撃性がある認知症にDばかり処方された方々が攻撃性が悪化してそれに上乗せしてさらにMや抗精神薬が処方されて薬害被害者が激増しているというのが現状です。その駆け込み寺としてコウノメソッドが必要だったという事です。
世の中の神経学会・認知症学会が正しい薬の使い方を指南し、実地医家が正しく使い分けができていればコウノメソッドは必要とされなかった。はっきり言うと「家族が物忘れ⇒受診せよ⇒Dを処方される⇒一生Dを飲むように、中止したら増悪するぞと恫喝」の背景に強大利権に物を言わせた製薬会社の偉大さが感じられます。製薬会社(巨像)からすれば医者など所詮アリみたいなものです。
長尾注) D=アリセプト、G=レミニール、R=イクセロンパッチ、M=メマリー のことです。
素晴らしいサマリー!
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
前回のブログコメントが曲解に賛同したものだとすれば、申し訳ありませんでした。
ただ前回のブログで取り上げたような「認知症受診干渉活動」を後方支援している製薬会社が自治体などに資金援助をしている事実があります。そういう背景があればそこに深く関与する医者は確実にその製薬会社の薬を判で押したように処方します。もちろん規定通りに強制増量するでしょう。
つまり「世の中はすべてカネ次第で、医療も綺麗ごとでは済まない。カネをたくさん出した者にこそ実権がある」という資本主義社会の中に認知症医療もあるという事です。公務員を動かすのに即時的で効果的なのがカネだという事をよく知る企業こそが勝者なのでしょう。多くのマスコミが批判できないほどその企業の薬を批判する事は医療の世界ではタブーのようです。先生は勇者です。
長尾注)いい感じ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
ステロイドは高齢者にはひどいせん妄を起こします。皮膚科でプレドニゾロンの内服が処方されるたびに
ひどいせん妄を起こして何とかしてくれと言って来るはなはだ迷惑な患者がいました。
本当にひどいせん妄で意識朦朧状態をくり返していました。「ステロイドの内服を2度とするな」と何度も忠告し、皮膚科医にも文書で忠告しましたが、また別の皮膚科に行ってステロイド内服が出されてました。他にも蜂窩織炎や感染症で発熱するたびに内科に来る85歳くらいの男性がいます。
高齢者に対する皮膚科のステロイド内服処方は迷惑以外に何物でもないと思っています。
ステロイドという薬は副作用を熟知した医者しか処方してはいけない薬だと思っています。
ステロイドに限らず多くの医者は副作用をよく知りもせずに薬を出していて、副作用の責任をとらないので始末が悪いです。
長尾注) 私が舌足らずで、言い足りなかったことを言ってくれた。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
認知症に本質的に有効な薬剤が存在しない現状、長尾先生が各方面で訴えているように抗認知症薬を飲むとかえって悪化するケースが圧倒的に多いという事実を踏まえれば、認知症疑いの方々を受診させる必要があるのか?薬を飲んでも副作用無限地獄が待っているだけではないのか?と。
「認知症疑いの患者を受診させようキャンペーン」の裏側には製薬会社の利権が存在します。自治体に積極的にカネを出している会社もあります。神奈川県内の政令指定都市では特にその傾向が顕著のようです
本当に賢明な患者家族は無用なキャンペーンにのって受診などせず、サプリメントを購入している人も多いと聞きますね。サプリメントの利点は増量しても抗認知症薬や抗精神薬でみられる重篤な副作用がほとんどみられないことです。
長尾注) 至言です。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
最近話題のホスファチジルコリンやプラズマローゲン、フェルラ酸などの優秀な抗認知症系サプリメントと比べたら、今の抗認知症薬、特に副作用デパートのヤブ医者の処方するAなんてカス同然ではないでしょうか?他の内科分野の治療薬が日進月歩で目覚ましいのに比べて、脳神経領域の治療薬は相変わらず効果も大したことない割に副作用だけ強い薬ばかりなり(苦笑)。最大用量だとヤバすぎて毒薬同然。アセチルコリン賦活しすぎて、冠動脈攣縮、QT延長、高度徐脈で心停止している患者は数えきれないほどいるはずです。抗認知症薬も抗精神薬と同じくらい毒薬だが、抗精神薬が悪で抗認知症薬が正義みたいな専門医???の講演会に騙されてはいけないですね。抗認知症薬を最大量まで増やして(製薬会社から御用学者(演者)への指示)BPSDを誘発して、そのBPSDは「抗精神薬を使わずに介護の力で何とかしろ」というのが、学会の推奨する標準医療。介護者は耐えられないので、結局精神病院に放り込まれて、結局は抗精神薬漬けにされて寝たきりにされて二度と在宅に帰れないのが定番。それらを常識外れの極少量でカクテルにするのがコウノメソッド。介護者を救うのが優先なので、患者自身は多少副作用リスク)は払うことになる。一般に比べるとはるかに小さいリスクではあるが。
長尾注)私も以前、アリセプトで、3度の房室ブロックで心拍数が20回台に低下した人がいた。
優秀な訪問看護師さんが、アリセプトではないかと指摘し、中止したら3~4日で治った。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
日本の多剤処方は足し算処方をしたがる医者の習性が修正できないのが問題でしょうか?多剤処方で寝たきりになる可能性は多いが、本来認知症だけではなかなか寝たきりにならないはずなのに、不適切な薬を長年飲まされた結果として多くの方が寝たきりになっているのではないかと思います。
長尾注) そのそのとうり。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
先生の著書はすべて読んでいますので、今回も楽しみです。
「認知症」も放置したほうがマシだった患者がたくさんいます。重篤な被害相談症例が100例集まったら何らかの形で発表したいと思います。
長尾注)こんなことこと書いてくれるお医者さんがいるなんて、嬉しい。
そうです。
「がん放置療法」ではなく、「認知症放置療法」だったのです。
近藤誠せんせい、残念!
でも、西条市の近藤誠さんに書いてもらおうか。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
ドネぺジルはAch賦活作用だけが強すぎるので興奮しない人まで興奮させますが、Ach賦活作用がドネぺジルに比べて格段に弱く、セロトニン、ドパミン、GABAなど複数の神経伝達物質に作用してバランスをとれるガランタミンは抗精神薬に比肩するBPSD抑制効果があります。ドネぺジルと違って易怒や不穏にも効果があります。ガランタミン単剤で抗精神薬なしで済んでいる患者がほとんどです。
ドネぺジルを処方する医者はヤブですが、ガランタミンを処方する医者はそれをわかっている医者です。
しかし残念ながらわが県の抗認知症薬のシェアの90%がドネぺジルだそうで、わが県はヤブばかりだという事になります。特に脳外科医にドネぺジル処方されて酷い目にあうケースが目立つようです。
長尾注) 素晴らしい。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
病理医がいなくても成立している医療。それが精神科と神経内科ですね。脳の病理診断が不可能なのをいいことに担当医の主観によって診断名が迷走して、神経系薬剤がどんどん出されて治療も迷走する。
消化器科だと診断に不可欠なはずの病理診断がないわけですから、診断も医者によってコロコロ変わる。
MRIもCTも核医学検査も参考程度にしかならない。それが精神科と神経内科です。
長尾注) そのとうり。
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認知症は薬物すべき病気か?それは行動心理症状の強いケースに限られると思います。
行動心理症状が激しくなければ薬物は不要で、予防目的であれば各種サプリだけで十分でしょう。
認知症への投薬治療(主としてコリンエステラーゼ阻害剤など抗認知症薬)の目的としては行動心理・精神症状の緩和が目的だけです。認知症を進行を予防する効果は全くないと明記されています。
攻撃性緩和目的でGとM、アパシー緩和目的でDとRが主として使用されますが、この法則を知らずに、特に行動心理症状がない或は攻撃性がある認知症にDばかり処方された方々が攻撃性が悪化してそれに上乗せしてさらにMや抗精神薬が処方されて薬害被害者が激増しているというのが現状です。その駆け込み寺としてコウノメソッドが必要だったという事です。
世の中の神経学会・認知症学会が正しい薬の使い方を指南し、実地医家が正しく使い分けができていればコウノメソッドは必要とされなかった。はっきり言うと「家族が物忘れ⇒受診せよ⇒Dを処方される⇒一生Dを飲むように、中止したら増悪するぞと恫喝」の背景に強大利権に物を言わせた製薬会社の偉大さが感じられます。製薬会社(巨像)からすれば医者など所詮アリみたいなものです。
長尾注) D=アリセプト、G=レミニール、R=イクセロンパッチ、M=メマリー のことです。
素晴らしいサマリー!
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前回のブログコメントが曲解に賛同したものだとすれば、申し訳ありませんでした。
ただ前回のブログで取り上げたような「認知症受診干渉活動」を後方支援している製薬会社が自治体などに資金援助をしている事実があります。そういう背景があればそこに深く関与する医者は確実にその製薬会社の薬を判で押したように処方します。もちろん規定通りに強制増量するでしょう。
つまり「世の中はすべてカネ次第で、医療も綺麗ごとでは済まない。カネをたくさん出した者にこそ実権がある」という資本主義社会の中に認知症医療もあるという事です。公務員を動かすのに即時的で効果的なのがカネだという事をよく知る企業こそが勝者なのでしょう。多くのマスコミが批判できないほどその企業の薬を批判する事は医療の世界ではタブーのようです。先生は勇者です。
長尾注)いい感じ
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ステロイドは高齢者にはひどいせん妄を起こします。皮膚科でプレドニゾロンの内服が処方されるたびに
ひどいせん妄を起こして何とかしてくれと言って来るはなはだ迷惑な患者がいました。
本当にひどいせん妄で意識朦朧状態をくり返していました。「ステロイドの内服を2度とするな」と何度も忠告し、皮膚科医にも文書で忠告しましたが、また別の皮膚科に行ってステロイド内服が出されてました。他にも蜂窩織炎や感染症で発熱するたびに内科に来る85歳くらいの男性がいます。
高齢者に対する皮膚科のステロイド内服処方は迷惑以外に何物でもないと思っています。
ステロイドという薬は副作用を熟知した医者しか処方してはいけない薬だと思っています。
ステロイドに限らず多くの医者は副作用をよく知りもせずに薬を出していて、副作用の責任をとらないので始末が悪いです。
長尾注) 私が舌足らずで、言い足りなかったことを言ってくれた。
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認知症に本質的に有効な薬剤が存在しない現状、長尾先生が各方面で訴えているように抗認知症薬を飲むとかえって悪化するケースが圧倒的に多いという事実を踏まえれば、認知症疑いの方々を受診させる必要があるのか?薬を飲んでも副作用無限地獄が待っているだけではないのか?と。
「認知症疑いの患者を受診させようキャンペーン」の裏側には製薬会社の利権が存在します。自治体に積極的にカネを出している会社もあります。神奈川県内の政令指定都市では特にその傾向が顕著のようです
本当に賢明な患者家族は無用なキャンペーンにのって受診などせず、サプリメントを購入している人も多いと聞きますね。サプリメントの利点は増量しても抗認知症薬や抗精神薬でみられる重篤な副作用がほとんどみられないことです。
長尾注) 至言です。
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最近話題のホスファチジルコリンやプラズマローゲン、フェルラ酸などの優秀な抗認知症系サプリメントと比べたら、今の抗認知症薬、特に副作用デパートのヤブ医者の処方するAなんてカス同然ではないでしょうか?他の内科分野の治療薬が日進月歩で目覚ましいのに比べて、脳神経領域の治療薬は相変わらず効果も大したことない割に副作用だけ強い薬ばかりなり(苦笑)。最大用量だとヤバすぎて毒薬同然。アセチルコリン賦活しすぎて、冠動脈攣縮、QT延長、高度徐脈で心停止している患者は数えきれないほどいるはずです。抗認知症薬も抗精神薬と同じくらい毒薬だが、抗精神薬が悪で抗認知症薬が正義みたいな専門医???の講演会に騙されてはいけないですね。抗認知症薬を最大量まで増やして(製薬会社から御用学者(演者)への指示)BPSDを誘発して、そのBPSDは「抗精神薬を使わずに介護の力で何とかしろ」というのが、学会の推奨する標準医療。介護者は耐えられないので、結局精神病院に放り込まれて、結局は抗精神薬漬けにされて寝たきりにされて二度と在宅に帰れないのが定番。それらを常識外れの極少量でカクテルにするのがコウノメソッド。介護者を救うのが優先なので、患者自身は多少副作用リスク)は払うことになる。一般に比べるとはるかに小さいリスクではあるが。
長尾注)私も以前、アリセプトで、3度の房室ブロックで心拍数が20回台に低下した人がいた。
優秀な訪問看護師さんが、アリセプトではないかと指摘し、中止したら3~4日で治った。
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日本の多剤処方は足し算処方をしたがる医者の習性が修正できないのが問題でしょうか?多剤処方で寝たきりになる可能性は多いが、本来認知症だけではなかなか寝たきりにならないはずなのに、不適切な薬を長年飲まされた結果として多くの方が寝たきりになっているのではないかと思います。
長尾注) そのそのとうり。
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先生の著書はすべて読んでいますので、今回も楽しみです。
「認知症」も放置したほうがマシだった患者がたくさんいます。重篤な被害相談症例が100例集まったら何らかの形で発表したいと思います。
長尾注)こんなことこと書いてくれるお医者さんがいるなんて、嬉しい。
そうです。
「がん放置療法」ではなく、「認知症放置療法」だったのです。
近藤誠せんせい、残念!
でも、西条市の近藤誠さんに書いてもらおうか。
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ドネぺジルはAch賦活作用だけが強すぎるので興奮しない人まで興奮させますが、Ach賦活作用がドネぺジルに比べて格段に弱く、セロトニン、ドパミン、GABAなど複数の神経伝達物質に作用してバランスをとれるガランタミンは抗精神薬に比肩するBPSD抑制効果があります。ドネぺジルと違って易怒や不穏にも効果があります。ガランタミン単剤で抗精神薬なしで済んでいる患者がほとんどです。
ドネぺジルを処方する医者はヤブですが、ガランタミンを処方する医者はそれをわかっている医者です。
しかし残念ながらわが県の抗認知症薬のシェアの90%がドネぺジルだそうで、わが県はヤブばかりだという事になります。特に脳外科医にドネぺジル処方されて酷い目にあうケースが目立つようです。
長尾注) 素晴らしい。
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病理医がいなくても成立している医療。それが精神科と神経内科ですね。脳の病理診断が不可能なのをいいことに担当医の主観によって診断名が迷走して、神経系薬剤がどんどん出されて治療も迷走する。
消化器科だと診断に不可欠なはずの病理診断がないわけですから、診断も医者によってコロコロ変わる。
MRIもCTも核医学検査も参考程度にしかならない。それが精神科と神経内科です。
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この記事へのコメント
長尾先生
私のコメントばかり取り上げていただいて改めて読むと何かとても恥ずかしいですが、大変恐縮です。
どこでも書けないような事を先生のブログで自由に書かせていただいています。
数年前から先生の理念に共感している者です。11月23日の盛会を祈っています。
Posted by ある実践医 at 2015年09月18日 09:30 | 返信
ある実践医様
約30年前(義母)と現在(夫)と認知症介護をしている平凡な女性です。私も長尾先生のブログに出合い、さらにある実践医様のコメントに出合い、読むたびに大きく頷き、自身の力づけにさせていただいております。まさに、素人ながら実践医様と同感ですが、これは二回の介護経験から感じ現在実践していることから得たものです。いわゆる抗認知症薬を認知症で有名な大学病院で投薬されていましたが、
その副作用とさらなる追加の投薬処方に疑問を持ち、一切の投薬を断り転院しました。
現在は、住まいの区の認知症認定医のクリニック(内科、リハビリ、訪問診療)に事情を話し、抗認知症薬の投薬は不要という医師のご意見をいただきそのクリニックに通院しております。
夫の症状はぐっと和らぎ、日常の大部分を落ち着いて生活しております。私もよき家庭医と巡り合えて
ホッと一安心しております。
実践医様、どうぞ声を大にしてあちこちでそのご意見を表し認知症医療の改善につなげてくださいますようお願いいたします。
本と音楽からある実践医への返信 at 2015年09月18日 12:09 | 返信
私如きが、こちらのスペースに打ち込ませて頂くのは甚だ身の程知らずとは思いますが、
チャットや交換日記の如く、長尾先生が御返信なさる事は難かしいかと察し、また
長尾先生と意気投合なさるDr.であり、勇敢に現実を吐露して下さる、ブログ月光仮面のような
”ある実践医"先生を歓迎致したく、コメントを打ち込ませて頂きます。
私が若かりし頃の、その闘病経験が無ければ、このように医療分野に厚かましくもコメントする
ような事は、けして無かったと思います。かつて病気を完治して頂き、幸福を感じた経験を心底
感謝申し上げます。「人の生命を救う」という志を持って、医師という職業を選ばれた先生方の
本質には、どの方にも、優しさや正義感が心根にあると信じ、又そのように願っています。
けれど、先のコメント"日本医師会の政治的加担"について、書いて下さいましたように、
拘束、制約、が強くて、医師個人の志が十分に発揮できない、組織悪である現実は、医師に
とっても患者にとっても不幸極まりない事なのではないでしょうか?
そして、ある意味その権力を手にしたトップが政治家と手を結ぶ、という悲しい現実は、
安保法案と同等に非人道的なような気がします。
昔、お世話になり心身の健康を与えて頂き、また暖かい空間で命の洗濯ができました恩義から
その良き時代への回帰を願って、このように医療ブログに参加している私です。
Posted by もも at 2015年09月18日 07:02 | 返信
遅くなりましたが、コメント頂いた方、ありがとうございました。
本と音楽から様へ
私は長く臨床医で実地医療をする上で近年は薬害、特に神経系薬剤の危険性に向き合ってきました。年齢・体重・病状・患者の個性を度外視して同じ治療マニュアルとガイドラインを提唱する学会とそれに奴隷のごとく盲従する専門医?達の神経系毒薬足し算中毒処方を何度も目の当たりにして今の狂った保険医療の現状に愕然とさせられます。認知症などの老年神経疾患の患者の多くが薬が足し算されるほど病状が悪化し、麻薬依存症・麻薬中毒、出口のない無限地獄に陥っているという悲惨な現状です。神経系の薬物は使い方を誤るとすぐに麻薬に転じます。薬物の危険性について細々と啓蒙する毎日です。
もも様へ
なぜこのような理不尽で危険な薬物治療が日本で放置されているのか?私は5年前からいろいろ有識者ともいろいろ論議した結果、政・官・医・薬の癒着構造以外にありえないだろうという結論に達しました。
日本人の誤った薬信仰と患者の弱みに付け込んだ厭らしさが根底にあります。しかし大学教授・病院など肩書ある権威に盲従するだけで、自分で考える事を放棄している患者側にも大いに問題ありです。
現状では医者には処方の裁量権はないに等しく、患者には自由に医療を選択する権利もありません。
政・官・医・薬のトップが決めた事に盲従するしかない奴隷のような構造といえるでしょう。
この国には民主主義は未だに存在せず、ジャーナリズムはほぼ死んでいます。中・朝と何ら変わらない。
重要な問題提起の多くはマスメデイアから黙殺されています。医療についても同様です。
今後も現状が改善されないかぎり、老後を薬害で苦しむ人が後を絶たないでしょう。そこから逃れる唯一の方法は「医者にかからないこと、薬を買わないこと」です。さすれば薬害に遭う事もないですから。
長文失礼しました。
Posted by ある実践医 at 2015年09月25日 07:43 | 返信
ある実践医様へ
御丁重なお返事を頂戴致しまして、誠にありがとうございます。身に余る光栄です。
心より御礼申し上げます。
全ての"事の本質"を明らかにして下さり、感動しております。
本当に、これ以上は無い全てを文章にして表現して下さいました、このメッセージが
今の病んだ世の中、社会へ一石を投じたことに間違いありません。
"ある実践医"というハンドルネームの通り、実際の日常、現実の医療現場の中にあっても
薬物の危険性を苦慮した胸中から、正しい医療を施す作業 = 悪との闘い を実践なさって
おられる先生が世の中にいらっしゃる、と知る由となりました。
この往復書簡は私だけでなく、多くの人々を勇気付けて下さったと確信しております。
実践医様の真摯で誠実なお人柄、情熱ある医療が、この日本のどこかにあると知ることが
出来ましたのは暗い世の中を照らす光明であると、感謝の気持ちで一杯です。
メッセージを拝読致し、具体的なお返事を申し上げたい気持ちが膨らんで参りますが、
インターネットという性質上、ここに詳らかに記す事ができず、ありきたりなお返事と
なってしまうこと、お許し下さい。
これからもブログ交流で御一緒できますように、と祈念致すとともに、楽しみと期待で
胸が一杯です。お忙しい中、お時間を割いての長文なお返事を頂戴し、
本当に、ありがとうございました。
これからも実践医様の御職務におかれましても、益々の御活躍を、こちら関東の片隅の地より
お祈り申し上げます。どうぞお元気で御活躍下さいませ。
かしこ ももより
Posted by もも at 2015年09月26日 11:04 | 返信
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