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拙書「犯人は私だった!」本日発売

2015年10月22日(木)

3冊目は、自分の本の紹介をさせて頂く。
「犯人は私だった!」というヘンなタイトルの本が本日発売になる。
これは、お医者さんに向けて書いた本だ。


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私は、自分自身が患者さんの穏やかな最期を邪魔している犯人であることに
気がつくまでに、なんと、11年もかかってしまった。

おそらく「平穏死」という言葉を初めて使われた石飛幸三先生も
医者になって何十年後に、犯人は自分だった!と気がついたのではないかな。

でも生きているうちに気がつく医者はまだいい。
おそらく大半のお医者さんは、一生気がつかないまま、死んでいく。

私の感覚では、気がついているお医者さんは、3%くらいじゃないかな。
在宅看取りを何十人か経験したお医者さんだけが気がついていると思う。


最近、どこで講演しても、お医者さんからの質問を沢山受ける。
「患者が望む平穏死をどうやって叶えたらいいのか全く分からない」という疑問。

2時間くらい平穏死について聴いたくらいでは、なかなか理解できないと言われる。
だから、そう言われるお医者さんに向けて本を書いた。


実は、忙しいのでこれを書くのに、1年半もかかってしまった。
気長につきあって頂いた、日本医事新報社の原田さんという編集者に感謝している。

多くのお医者さんに読んでもらえたら、嬉しい。
どんな批判にもお応えする覚悟で書いた。


これまで、平穏死に関する一般書を、数冊書いてきた。

先日、看護職と介護職向けの本がメデイカ出版社から出たばかり。
「高齢者が望む平穏死を叶える医療と看護」


そして今日、お医者さん向けの「平穏死」読本が出た。
お医者さん自身の終末期を考えるきかっけにもなって欲しい。

この2冊は医学書であるが、一般の方が読まれても全然OKだ。

人生の最終章の本ばかり書いている。
私は暗い人間なのだ。

そんな私でも誰かの役に立てればそれでいい。
儚い人生だが、少しはいいこともあるだろう。


PS)
近藤誠医師のファンの方から、私が出す本、出す本、
ネット上で、無差別に総攻撃を受けている。

私は、間違っていることは間違っている、と言うだけ。
合っているところは、合っている、と言ってきた。

攻撃し続ける人いれば
応援し続ける人もいる。

有難いことだ。









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この記事へのコメント

柑橘系の香り漂う"癌法"や組織に縛られて、医療の本質やら生命倫理やら、果てはその職業を選択した
自分をも見失いかねないと、お医者さんも何かを求めていらっしゃるのでしょうか。
長尾先生も同業者の賛同、応援は何よりも心強く嬉しいでしょうと、お察しします。
近藤信者?もしくは出版社からの攻撃、圧力でしょうか? 2015.10.19ブログが開きません。
(最近はこのように、すぐに閉鎖されてしまう可能性があるので、PDFはプリントアウトしていますが)
言論統制に近い様相な気がしてしまいます。
書籍への攻撃文を少しだけ見たことがありますが、あれは組織的な行為でしょう。
個人の患者が、いち医師の論理を支持するために、あれ程の作業をするとは思えません。

Posted by もも at 2015年10月22日 08:13 | 返信

「犯人貼って私だった!」って ミステリー小説かと思いました

早速 読みま〜す♪

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年10月22日 10:17 | 返信

私は、別に長尾先生が暗い人間だとは思いませんけど。
明るすぎるくらい明るいと思います。
時々「?」と思う時はありますけど。

Posted by 匿名 at 2015年10月23日 04:05 | 返信

縁あって現在とてもピュアな空間で、お仕事に従事させて頂いています。
職の遍歴を今書く事はしませんが、いつの時もそれなりに充実し、満足できる仕事をこなして
生きてきました。
抑圧された空間では、何ら進歩的なことを生み出せはしないと思います。
抑圧された時に生じる力は"陰"の要素ばかりです。
皆が伸び伸びと自由に何かを発すると、そりゃぁ喧しいかも知れません。
収集が付かない事態に、なりそうな気がしてしまうかも知れません。
けれど、案ずるより産むが易し、だと思います。
日本人の民族性は、良し、とする事態には想像以上にプラスの力が発揮されます。
収集が付かないかも?騒々しくてかなわないかも?
それを上手く纏めて一丸と成すのが指導者でしょう。
そういう風に、チーム力を分析し教育する機関が公的機関にも存在すると聞いています。
お飾りな学び機関では税金の無駄使い、"いつか来た道"へと安易に逆行せずに
国民の良心を信じて、清い心、が生きやすいような社会へと成して頂きたいと、
宛てもなく願っています。

Posted by もも at 2015年10月23日 08:24 | 返信

「私が犯人だった」なんてお医者さんに言われたら、患者や患者の家族に立場では涙が出るほどうれしいです。
でもお医者さんの世界ではやはり「お医者さんが犯人だった」なんて少し過激な結論に思われるかもしれません。
長尾先生の仰っている事が認められるまで、時間もかかるし、反作用があると思います。
頑張って下さい。

Posted by 匿名 at 2015年10月25日 12:01 | 返信

 この本のことは知りませんでした。
 早速に購読します。
 長尾先生が守備範囲に戻ってきてくれたようでとても嬉しいです。
 先生は「がん」の話より、平穏死のお話の方が似合っているように
 思います。
 「がん」はなぜ発生するのかさえ今もって解明されていません。
 それ故に、近藤誠さんよりもっとひどいことを言う医者がいるのです。
 先日、ある講演会でその方の話を聞きその内容に驚きました。
 なんと、かつては日本でも有名で大きな学会の会長だった方でした。  
 そんな先生が、ある健康食品を飲んでいれば「がんの再発はない」と
 言っているのです。近藤さんよりもこちらの方が悪質なように私には
 思えます。
 「がん医療」は、何でもありの傾向にあり、がん患者たちを困惑させて
 います。そして、代替医療の方向へと間違った道を選ぶ結果につながって
 いるのが気になっています。
 平穏死は、わずか3%の医師にしか認識されていないかもしれないように、
 「がん」のことを理解している医師も5%ぐらいしかいないのではないで
 しょうか。
 次に「がん」関連の本を出される時は、健康食品や代替医療についても
 厳しく取り上げていただきたいと願っております。
 
 

Posted by 中原武志 at 2015年10月25日 06:19 | 返信

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