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抗認知症薬の増量規定と個別化医療
2015年11月12日(木)
日本医事新報11月号には抗認知症薬の増量規定への想いを書いた。→こちら
どう考えても増量規定があるのはおかしいし、地域包括ケアに逆行してる。
11月23日には都内で「抗認知症薬の適量処方を実現する会」発足式がある。
どう考えても増量規定があるのはおかしいし、地域包括ケアに逆行してる。
11月23日には都内で「抗認知症薬の適量処方を実現する会」発足式がある。
日本医事新報11月号 抗認知症薬の増量規定と個別化医療 長尾和宏
4種類の抗認知症薬と増量規定
認知症とその予備軍あわせて800万人時代を迎えた。日本ではアルツハイマー型認知症(AD)に対して現在、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチンの4種類の抗認知症薬が保険適応である。いずれも認知機能やADLが低下する勾配を緩やかにするというエビデンスがある。しかし抗認知症薬は降圧剤や血糖降下剤と違い、飲んですぐにその効果を実感できるものではない。年単位で見て進行を遅らせるという薬であるので、家族から「治るのですか?」と聞かれたら、「改善を実感できる人もいますが、あくまで長い目で見て効果があるという薬です」と説明している。短期間ではっきり改善した人もいる一方、明らかに悪化した人もたくさん経験した。しかし効果がよく分からないという人が多い。
ドネペジルの場合「3mgで開始して1~2週間後には5mgに増量する」という規定がある。5mgで効果不十分であったり高度認知症には10mgへの増量が推奨されている。添付文書には「なお、症状により適宜減量する」とのただし書きがあるものの、実態は異なっている。他の3つの抗認知症薬においてもドネペジルにならい3~4段階の増量規定が定められている。
レセプト査定の現状はさまざま
ドネペジル3mgで調子が良くても、5mgに増量した途端に明らかに興奮する人が存在する。また暴力、歩行障害、嚥下障害などで介護負担が増大することも少なくない。本来、こんな場合は薬を減量ないし中止すべきで、レセプトの摘要欄に理由を書けば3mgに戻すことが認められている都道府県が多いという。しかしコウノメソッドの提唱者である河野和彦医師は、レセプトの摘要欄にコメントを書いたにもかかわらず「査定」をされ続け「損害額」は約400万円にものぼるという。私自身も同様の経験をしてトラウマになっている。知人に聞いてもさまざまな声があり、現状、レセプト査定状況は地域や審査員によりかなりばらつきがあるようだ。「増量規定に従わないと査定されるかもしれない」という意識があるので、専門家や製薬会社が推奨する増量規定に従っている医師が多い。
河野医師は2007年からドネペジルの増量規定が生み出す諸問題を指摘してきた。増量に伴う興奮や易怒を見た時にどうすればいいのか。本来なら減量ないし中止を考慮すべきだろうが、逆に「薬が効いていない」と判断して10mgに増量する医師のほうが圧倒的に多い。するともちろん易怒性はさらに激しくなり、強力な鎮静剤や向精神薬が必要となる。するとフラフラして転倒→寝たきり→食事量低下→胃ろうという循環に入る。つまり増量規定による「造られた認知症」、さらに言えば「医原病としての認知症」が増えているのではないか。本来、脳に作用する抗認知症薬こそその時のその人に合う量を探すサジ加減が大切で、個別性が求められる。しかし4種類の抗認知症薬は、いずれも3~4段階の増量規定が定められそれに縛られているのが現状だ。しかしそもそもそんな増量規定がなぜできたのだろうか。
新オレンジプランへの違和感
認知症という言葉は誕生してまだ10年たらずだ。一方、10年前までは「ボケ」や「痴呆」だったことを知らない医療・介護職が大勢いるのもまた驚きだ。それどころか最近、「ボケ」が差別用語になったと聞き呆れている。ちょっと前まで「ボケ」で済まされていたものが、ある時から「病気」に格上げされ、早期診断して治療と管理をしなきゃ、と国は謳っている。今年から始まった“新オレンジプラン”には違和感がある。
「ボケ」が「医療化」された理由のひとつは抗認知症薬の登場であろう。病気に昇格した途端に巨大な薬の“市場”が生まれる。たしかに若年性認知症の方は病気である。しかし90歳の陽気な老人が短期記憶を保持できないことはとても病気とは思えず生理現象なので、「ボケ」の方が相応しいのではないか。認知症と単なる物忘れは別物で、日常生活に支障が来す状態になってはじめて認知症となる。ただし両者には連続性がある。
そもそも認知症は何十もの病気の総称である。認知症=ADではない。約半分を占めるとされるADが抗認知症薬の保険適応である。しかしうつ病をADと誤診されドネペジルが投与されている人がいる。あるいは前頭側頭型認知症(FTD,ピック病)であるのにドネペジル10mgが投与され暴れ回っている人を診た。もちろんドネペジルの中止ですぐに穏やかに戻った。その専門家はピック病であることは診断していたが、ドネペジルが適応外ないし禁忌であることを知らなかった。このように専門家であっても誤診・誤処方が多い。そんな想いから「家族よ、ボケと闘うな!誤診、誤処方だらけの認知症医療」という本を書いた。
認知症療養に医療が占める割合はどれくらいとイメージするだろうか。5%以下という医者がいる一方、95%が医療だ、つまりお薬だという専門家もいる。5%と95%、これは凄い認識のギャップだ。“新オレンジプラン”によると、早期に専門家に紹介して認知症との診断を受けて、抗認知症薬を開始することになる。私は、在宅で診ている認知症の人が新オレンジプランの網にかからないことを願っている。その網にかかると、行き先は介護施設や精神病院となる人が増えて地域包括ケアが目指す方向とは真逆ではないか。一方、介護施設での人手不足は深刻で介護の質は担保されていない現状は、報道されているとうりである。これも「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」に書いた。
「抗認知症薬の適量処方を実現する会」設立の経緯
抗認知症薬の増量に伴い出現する「興奮や易怒」は家族から見れば副作用であろう。暴れるため泣く泣く施設や精神病院に入れたと悔やむ家族が多数いる。しかしある専門家はNHKのテレビ番組で「易怒は副作用ではなく主作用なので中止してはいけない。飲み続けることが大切」と説いていて驚いた。おそらく製薬会社の意向もあるのだろうが市民目線からは不信感が募る。そんな専門家に教育されている開業医は易怒を診た時に薬を中止どころか逆に増量するが、さらに深刻な事態に陥る。最近、注目されているレビー小体型認知症(DLB)にも昨年9月からドネペジルの処方が認められた。しかし薬剤過敏性が特徴のDLBにドネペジルは5mgでも10mgでもよく、5mg未満は認められていない。これは少量投与で充分な患者が大半であるとする河野医師の経験と全く矛盾している。
がん性疼痛にはそれを抑えるオピオイドの至適容量設定(タイトレーション)が医師の裁量下に行われている。同様に脳に作用する抗認知症薬もその時々の個別性を重視したさじ加減が大切であろうが画一的な増量規定に縛られている現実がある。またドネペジル5mg未満の少量で効く人も沢山いるが認められていない。認知症の個別化医療のためには介護者の視点から見た抗認知症薬の新たなエビデンス構築が急がれる。それにより無駄な医療費も削減可能となる。また住み慣れた地域で最期まで暮らす、という地域包括ケアの理念にも合致する。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
一般社団法人抗認知症薬の適量処方を実現する会・ 設立総会
日時:平成27年11月23日(月・祝) 14時より17時45分
会場:TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター ホール4 (情報交換会:ホール4B)
対象者:記者・プレス関係者のみ(一般の方はキャパの関係上、入場できません)
取材を希望される報道関係社の方は、下記まで必ず申しこんで下さい。
一般社団法人抗認知症薬の適量処方を実現する会
------------------------------------
Tel/Fax: 03-5541-1445
E-mail: info@tekiryo.jp
------------------------------------
4種類の抗認知症薬と増量規定
認知症とその予備軍あわせて800万人時代を迎えた。日本ではアルツハイマー型認知症(AD)に対して現在、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチンの4種類の抗認知症薬が保険適応である。いずれも認知機能やADLが低下する勾配を緩やかにするというエビデンスがある。しかし抗認知症薬は降圧剤や血糖降下剤と違い、飲んですぐにその効果を実感できるものではない。年単位で見て進行を遅らせるという薬であるので、家族から「治るのですか?」と聞かれたら、「改善を実感できる人もいますが、あくまで長い目で見て効果があるという薬です」と説明している。短期間ではっきり改善した人もいる一方、明らかに悪化した人もたくさん経験した。しかし効果がよく分からないという人が多い。
ドネペジルの場合「3mgで開始して1~2週間後には5mgに増量する」という規定がある。5mgで効果不十分であったり高度認知症には10mgへの増量が推奨されている。添付文書には「なお、症状により適宜減量する」とのただし書きがあるものの、実態は異なっている。他の3つの抗認知症薬においてもドネペジルにならい3~4段階の増量規定が定められている。
レセプト査定の現状はさまざま
ドネペジル3mgで調子が良くても、5mgに増量した途端に明らかに興奮する人が存在する。また暴力、歩行障害、嚥下障害などで介護負担が増大することも少なくない。本来、こんな場合は薬を減量ないし中止すべきで、レセプトの摘要欄に理由を書けば3mgに戻すことが認められている都道府県が多いという。しかしコウノメソッドの提唱者である河野和彦医師は、レセプトの摘要欄にコメントを書いたにもかかわらず「査定」をされ続け「損害額」は約400万円にものぼるという。私自身も同様の経験をしてトラウマになっている。知人に聞いてもさまざまな声があり、現状、レセプト査定状況は地域や審査員によりかなりばらつきがあるようだ。「増量規定に従わないと査定されるかもしれない」という意識があるので、専門家や製薬会社が推奨する増量規定に従っている医師が多い。
河野医師は2007年からドネペジルの増量規定が生み出す諸問題を指摘してきた。増量に伴う興奮や易怒を見た時にどうすればいいのか。本来なら減量ないし中止を考慮すべきだろうが、逆に「薬が効いていない」と判断して10mgに増量する医師のほうが圧倒的に多い。するともちろん易怒性はさらに激しくなり、強力な鎮静剤や向精神薬が必要となる。するとフラフラして転倒→寝たきり→食事量低下→胃ろうという循環に入る。つまり増量規定による「造られた認知症」、さらに言えば「医原病としての認知症」が増えているのではないか。本来、脳に作用する抗認知症薬こそその時のその人に合う量を探すサジ加減が大切で、個別性が求められる。しかし4種類の抗認知症薬は、いずれも3~4段階の増量規定が定められそれに縛られているのが現状だ。しかしそもそもそんな増量規定がなぜできたのだろうか。
新オレンジプランへの違和感
認知症という言葉は誕生してまだ10年たらずだ。一方、10年前までは「ボケ」や「痴呆」だったことを知らない医療・介護職が大勢いるのもまた驚きだ。それどころか最近、「ボケ」が差別用語になったと聞き呆れている。ちょっと前まで「ボケ」で済まされていたものが、ある時から「病気」に格上げされ、早期診断して治療と管理をしなきゃ、と国は謳っている。今年から始まった“新オレンジプラン”には違和感がある。
「ボケ」が「医療化」された理由のひとつは抗認知症薬の登場であろう。病気に昇格した途端に巨大な薬の“市場”が生まれる。たしかに若年性認知症の方は病気である。しかし90歳の陽気な老人が短期記憶を保持できないことはとても病気とは思えず生理現象なので、「ボケ」の方が相応しいのではないか。認知症と単なる物忘れは別物で、日常生活に支障が来す状態になってはじめて認知症となる。ただし両者には連続性がある。
そもそも認知症は何十もの病気の総称である。認知症=ADではない。約半分を占めるとされるADが抗認知症薬の保険適応である。しかしうつ病をADと誤診されドネペジルが投与されている人がいる。あるいは前頭側頭型認知症(FTD,ピック病)であるのにドネペジル10mgが投与され暴れ回っている人を診た。もちろんドネペジルの中止ですぐに穏やかに戻った。その専門家はピック病であることは診断していたが、ドネペジルが適応外ないし禁忌であることを知らなかった。このように専門家であっても誤診・誤処方が多い。そんな想いから「家族よ、ボケと闘うな!誤診、誤処方だらけの認知症医療」という本を書いた。
認知症療養に医療が占める割合はどれくらいとイメージするだろうか。5%以下という医者がいる一方、95%が医療だ、つまりお薬だという専門家もいる。5%と95%、これは凄い認識のギャップだ。“新オレンジプラン”によると、早期に専門家に紹介して認知症との診断を受けて、抗認知症薬を開始することになる。私は、在宅で診ている認知症の人が新オレンジプランの網にかからないことを願っている。その網にかかると、行き先は介護施設や精神病院となる人が増えて地域包括ケアが目指す方向とは真逆ではないか。一方、介護施設での人手不足は深刻で介護の質は担保されていない現状は、報道されているとうりである。これも「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」に書いた。
「抗認知症薬の適量処方を実現する会」設立の経緯
抗認知症薬の増量に伴い出現する「興奮や易怒」は家族から見れば副作用であろう。暴れるため泣く泣く施設や精神病院に入れたと悔やむ家族が多数いる。しかしある専門家はNHKのテレビ番組で「易怒は副作用ではなく主作用なので中止してはいけない。飲み続けることが大切」と説いていて驚いた。おそらく製薬会社の意向もあるのだろうが市民目線からは不信感が募る。そんな専門家に教育されている開業医は易怒を診た時に薬を中止どころか逆に増量するが、さらに深刻な事態に陥る。最近、注目されているレビー小体型認知症(DLB)にも昨年9月からドネペジルの処方が認められた。しかし薬剤過敏性が特徴のDLBにドネペジルは5mgでも10mgでもよく、5mg未満は認められていない。これは少量投与で充分な患者が大半であるとする河野医師の経験と全く矛盾している。
がん性疼痛にはそれを抑えるオピオイドの至適容量設定(タイトレーション)が医師の裁量下に行われている。同様に脳に作用する抗認知症薬もその時々の個別性を重視したさじ加減が大切であろうが画一的な増量規定に縛られている現実がある。またドネペジル5mg未満の少量で効く人も沢山いるが認められていない。認知症の個別化医療のためには介護者の視点から見た抗認知症薬の新たなエビデンス構築が急がれる。それにより無駄な医療費も削減可能となる。また住み慣れた地域で最期まで暮らす、という地域包括ケアの理念にも合致する。
- 抗認知症薬の増量規定に従うと不幸になる人が少なからず存在する
- 至適用量は大きな個体差があり少量でも効果がある人が存在する
- 抗認知症薬がまったく必要無い人も多く存在する、ということである。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
一般社団法人抗認知症薬の適量処方を実現する会・ 設立総会
日時:平成27年11月23日(月・祝) 14時より17時45分
会場:TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター ホール4 (情報交換会:ホール4B)
対象者:記者・プレス関係者のみ(一般の方はキャパの関係上、入場できません)
取材を希望される報道関係社の方は、下記まで必ず申しこんで下さい。
一般社団法人抗認知症薬の適量処方を実現する会
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Tel/Fax: 03-5541-1445
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この記事へのコメント
リバスタッチ18mg 貼付してる84歳のおばあちゃまの訪問に行っています
とっても 笑顔がかわいい 多弁な方です
先日 食欲不振 お部屋の隅っこで毛布に包まって座り
じーっとして 目をつむって 動きません
老人性うつ〜?
ご家族の希望で救急搬送されました
1ヶ月間 入院されて 本日 退院されたんですが
尿閉で バルン留置で帰って来ました
薬のせい〜?加齢〜?
いずれにしても
バルン留置じゃ 生活しにくいですね
なんとかしたいです
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年11月12日 01:51 | 返信
抗認知症薬の増量規定と個別化医療 ・・・・・・ を読んで
来る11月23日【月】に、一般社団法人抗認知症薬の
適量処方を実現する会の設立総会が挙行されること、
大きな期待を持って待っていました。
長尾先生のライフワークの一つが、いよいよ始動
するんですね。
患者とその家族が居て、それを診る医師が居る中で、
診察・診断までは医師の裁量に任されているのに、
治療・薬の処方については、“標準治療”・“薬の増量
規定”に縛られて、医師の裁量が制限されている
・・・・・ という現実に違和感を感じています。
長尾先生が言及されている “医原病” が本当に
あるとすれば、それは由々しき問題と思います。
是非々々真実を明らかにして戴き・・・・・、医療・
療養・介護があるべき姿になるように、心から
祈念しています。
長尾先生 ・・・・・・・ よろしくお願いいたします。
Posted by 小林 文夫 at 2015年11月12日 08:14 | 返信
今週のNHKEテレ、きょうの健康でうつ病について放映されています。しかし、副作用に関しては軽く説明するだけで、依存性や離脱症状、耐性などの説明は全くなされていません。今日は「高齢者のうつ病」が放映されるようですが、薬によって悪くなっている人は、相当数いると思います。先生のご活躍に期待していますが、こういった向精神薬が今は子供たちにまで処方されている現状に何とか警鐘をならせないのでしょうか?NHKも一方的な放送ばかりで本当に嫌になります。
Posted by 匿名 at 2015年11月12日 09:49 | 返信
エーザイには、アリセプトの副作用について、伝えてあります。
少し脅したら、エーザイのアリセプト担当の最高責任者である「医薬統括部 脳神経領域室 室長」・「医薬マーケティング部 脳神経領域室 アリセプト担当 プロダクトマネージャー」・「信頼性保証本部 安全管理部 担当課長」とファイザーのアリセプト担当部長が、雁首そろえて立川まで来ましたよ。
私自身アリセプトの副作用報告で2名ほど生命に関わる副作用と報告していましたので、来たんでしょう。
この時の担当者は、報告が無いので副作用は無いと言うスタンスでした。河野先生のところに副作用苦しんでいたケースが多数いることは伝えました。調査するという言葉を信用したのですが、なしのつぶてに終わりました。
国の管理責任を問うて行くしか無いのかなとおもいました。それをやったら、アリセプトが必要な人々に
迷惑がかかると思い、しませんでしたが。
今の状況は、エーザイの利益追求がもたらした、薬害と言っても良いと思います。
私がエーザイにつきつけたのは、この様な副作用を放置している厚労省に、内容証明付きの質問状を送るという文言でした。社会派の弁護士で誰かやってくれるひとは、いませんかね。
その後、副作用の報告をエーザイに伝えた事がありありますが、担当者から連絡がありましたが、電話では話せないと伝えたら、その後何度か要請してもナシのつぶてでした。副作用情報を集める気がないのが、エーザイという会社だとおもいまぢた。
Posted by 小関洋 at 2015年11月12日 08:15 | 返信
個人的な意見を言いますと、今の抗認知症薬に如何程の価値があるのか?と疑問思います。
認知症医療に積極的な自治体と認知症学会専門医は大方製薬会社に実行支配されていて、その傘下にあるのがその地域の医師会の町医者たちですね。つまり医療を支配しているのは医者ではなく製薬会社であり、
NHKに出演したがる認知症の権威とかいう自称名医というお方々もタダの広告塔みたいなもの。
この構造的問題が解決されない限り、悪夢と悲劇は繰り返され、認知症医療センターの精神科病院は益々潤うことでしょう。たぶん抗認知症薬を適正使用、或いは使用禁止すれば、センター精神科病院へ入院する患者は激減して病院は大赤字になり、瞬く間に潰れるのではないですか?
Posted by マッドネス at 2015年11月13日 12:52 | 返信
10年前、若い美人女医さんに、母のアリセプト3mmでも食欲が無いのに「5㎜に変えることになっている」と言われた時から、おかしいなと思いました。
今診て貰っている先生は、母が譫妄状態になったときから、アリセプトについては、私の要望に沿って出してもらっています。
普段は服用することは無いのですけど、私のことを「あんた、誰やったかなあ」等と言いだした時に3㎜を、鋏で半分に切って飲ませると、当分の間変なことは言いません。アリセプトを飲むと、やはり少々機嫌が悪いし、食欲は落ちますけれど。
もっと適格な薬があればいいのになあとは思います。
Posted by 匿名 at 2015年11月13日 03:46 | 返信
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