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「介護離職ゼロ」の意味
2015年12月18日(金)
安倍総理が掲げる「介護離職ゼロ」の意味を知っているか?
介護施設の人出が足りず辞めていく人が多いのでそれを改める
・・・では、ない。
介護施設の人出が足りず辞めていく人が多いのでそれを改める
・・・では、ない。
そうではなく、親の介護のために子供が仕事を辞めることを無くそう、
という意味なので、どうか誤解無きよう。
そのために介護施設をもっと増やそう、ということらしい。
しかしそれは、地域包括ケアの理念と反対を向いているのではないか。
これは、ジャーナリストの浅川澄一氏の指摘である。→こちら
(高齢者住宅新聞12月2日号)
さすが、浅川さん。
他のどのジャーナリストも言わないことをズバッと言いあてられる。
一億総活躍社会など、一見、耳触りがよさそうな言葉が踊るが、
おいおい大丈夫か?と感じている。
介護施設現場も、在宅介護現場も本当に大変なことになっている。
今、リーダーが言うべきことは、
「本気で地域包括ケアをやろうぜ!」だと思うのだが。
「一億、地域包括ケア社会」
これなら、私は納得できる。
今、それに気がついているひとはまだほとんどいない。
しかし10年後には、おそらく日本中の合言葉になっているだろう。
20日は、福井県医師会でそれを語る。→こちら
これが今年最後の講演になる。
という意味なので、どうか誤解無きよう。
そのために介護施設をもっと増やそう、ということらしい。
しかしそれは、地域包括ケアの理念と反対を向いているのではないか。
これは、ジャーナリストの浅川澄一氏の指摘である。→こちら
(高齢者住宅新聞12月2日号)
さすが、浅川さん。
他のどのジャーナリストも言わないことをズバッと言いあてられる。
一億総活躍社会など、一見、耳触りがよさそうな言葉が踊るが、
おいおい大丈夫か?と感じている。
介護施設現場も、在宅介護現場も本当に大変なことになっている。
今、リーダーが言うべきことは、
「本気で地域包括ケアをやろうぜ!」だと思うのだが。
「一億、地域包括ケア社会」
これなら、私は納得できる。
今、それに気がついているひとはまだほとんどいない。
しかし10年後には、おそらく日本中の合言葉になっているだろう。
20日は、福井県医師会でそれを語る。→こちら
これが今年最後の講演になる。
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この記事へのコメント
長尾ブログの神髄だと思いました。これまでの自分でしたら、頭の片隅に過りはしても、それを
文章化してまで自分の主張を纏める作業などは、しなかったでしょう。思いはしても、主張したと
しても、どうなるものでもあるまいし...という姿勢の時期の方が長かったと思います。
このブログページを読み、政治を司る長としての人物が、おそらく「世間が直面する”介護形態"には
全く無縁であり、人の心の機微に触れようにも、チャンスなど訪れない、ある種の別次元に住む」
という人間であった時に、このようなトンチンカンが正々堂々と『政』として行われてしまう、と理解
できました。おそらく、と「」の部分が頭に浮かんだので、文章化する前に検索し、初めてA首相の
系譜を読みました。そうしましたら、ブログテーマに限らず、政治の舵取りが変な方向に進む理由が、
全て、その系譜から読み取れる、と思いました。それを説明するまでの勇気と暇がありませんが、
そうさせる所以が一目で分かる気がします。「世も末」と身を呈して表現する有様となってしまった
国営放送も、悲しい ”性” ですね。
Posted by もも at 2015年12月18日 10:27 | 返信
長尾先生、こんにちは。
介護現場の者ではないですが、介護保険前から介護業界に仕事上関わっており、時間経過とともにその場しのぎの施策を眺めてきました。ここ最近の策はそろそろおかしいと気付き始めている人もいます。Aging in placeと言いつつ首都圏の高齢者の地方移住策、介護離職ゼロ(先生おっしゃるように勘違いする人が多いです・笑)といいつつ施設対策や財務省案の介護給付を要介護3以上にするなど、子どもでもわかるような矛盾を国が言っているとは怒りを超えてあきれます。恥ずかしい…(-_-;)。自分の老後は自分や自分の住む地域で守っていくしかなく、もう国に頼れないと痛感します。1月10は尼崎に参ります(^_^)!知人も数名一緒に参加します。楽しみにしています♪
Posted by うさぎ at 2015年12月19日 05:07 | 返信
こんにちは。
介護離職について、私も誤解していた一人です。
介護職が辞めるのではなく、介護している家族が仕事を辞めることなんですよね。
私は特養を増やしても介護離職はなくならないと思います。
離職をしてまで親の介護をする人は親子で共依存状態に陥っている場合が多いと思います。
いくら施設があっても、サービスがあってもそれを使いたくない。という心理が働いているように思います。
今になって特養増設っていうのは本当にびっくりです。
特養の建物を増やしても誰が働いてくれるのでしょうね。
地域包括ケアシステムも結局はサ高住に住まわせようという政策で、真の意味で在宅を目指す気など無いように思います。
サ高住を含む住宅型有料老人ホームの運営事業者はほとんどが介護や介護保険を知らずに、儲かると思って参入してきています。
介護保険の点数いっぱいいっぱいを使えるものとして計算しているように見えます。
ケアマネも、訪問介護も、訪問看護も、在宅医も本人の意思で自由に選べるはずなのに、住宅型有料老人ホームにあるサービス事業者を選ぶように言われ、住宅型有料のやりたい放題、必要ないサービスまで付けられ、介護保険点数いっぱいまで使われてしまう事態となっているところが多いのではないでしょうか?
特養や老人保健施設、グループホームなど介護保険の施設からは手に負えないと見放された人たちが住宅型有料に流れていることもあり、認知症の入居者が多く、住宅だと言いながら、玄関は自由に出入りできないように施錠され、一人での外出が許されない住宅型有料老人ホームがほとんどです。
自分で自由に外出も出来ないところが在宅なのでしょうか?
住宅型有料老人ホームにおける介護サービスは在宅の介護サービスを使うので、在宅です。
特養、老健、グループホームなどの介護保険の施設では施設サービスを使いますので、施設です。
ちなみにサ高住は正しくはサービス付き高齢者住宅と言いますが、サービス付きと言っても、そのサービスは介護サービスでも、家事サービスでもありません。24時間に1回安否確認をしてくれることと、介護相談に乗ってもらえるというサービスです。
住宅型有料が増えてきたので、今後国は基準を決めてそれに当てはまるなら住宅型有料を特養にするのかも? 何てことも空想してしまいました。
真の意味での在宅を目指したいものです。
Posted by みるく at 2015年12月21日 10:55 | 返信
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