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ベルギーでのテロ犠牲者を悼む

2016年03月23日(水)

ベルギーでテロが起きて多数の死傷者が出ているとのこと。
とてもショックだし言葉がみつからない。
テロの犠牲になられた人たちのご冥福をお祈り申し上げる。
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それにしてもなんと慌ただしい世界の動きだろうか。

オバマ大統領が88年ぶりにキューバを訪問した翌日に
ベルギーで多発テロが起きるなんて一寸先も読めない。

友人・知人がいるので安否が心配だ。
きっと精神的なショックも大きいだろう。

パリの同時多発テロの実行犯がブリュセルからパリに入ったと聞いてから、
実はベルギーのことがずっと気になっていた。


私は1999年12月31日の夜をブリュッセルのなんとか広場で迎えた。
年越しと世紀越しの花火大会を、日本酒を飲み震えながら眺めていた。

マイナス4度の中、耐えながら21世紀を迎えたのがブリュッセル。
その町で、あんな悲惨な事件が起きるなんて信じられない。

ベルギーは、朴訥としたのどかな国だ。
歴史的に見ても損ばかりしてきたような国である。

ブリュッセルもどこか庶民的な雰囲気が漂う親しみ易い都市だ。
そんな町だからこそショックが大きい・・・


西側各国の首脳はこう語るだろう。
「テロと徹底的に闘おう!」

・テロは絶対許さない
・テロにはテロで返す
・テロをおこ側は絶対的に悪である
・テロを放置してはならない・・・・

アドラー流に言えば、これらは意味づけが間違っている。
間違った意味づけからは、悲惨な結末しか描かれない。


犠牲者に深く哀悼の意を表する。
同時に事件を冷静に見つめ直す必要がある。

その時にこそアドラーの本を読み、照合しながら考えたい。

自爆したテロリストたちにも、2人の親がて、4人の祖父母がいる。
兄弟もいるだろう。

実行犯のテロリストたちもこの世に居ない。
信じる”正義”のために、罪の無い市民を巻き添えにして自分も世を去った。

正義対正義の結末とは、千年後も変わらないだろう。
破壊兵器が大きくなるだけで、人間の心は益々小さくなっていくだろう。


日本は平和だ。
抗認知症薬だ、ザイタクだ、花見だ、と言っておればいいだけ。

日本は、テロとの闘いに単純に同調すべきではない。
むしろ慎重に解析して、心はテロに備えておくべきだ。

戦争回避。

今年は、そんなことに終始する年になりそうだ。
それでも、生きているだけでいい。















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この記事へのコメント

ホントに、長尾先生コメントに共感します。
「生きてりゃイイさ!」そう思います。
世界には、日本人が想像を絶する日常があるということ。
戦禍もそうですし、日本人が当たり前な感覚にある"健康保険"と"介護保険"
これも「海外では当たり前ではない。」という、日本の温室=ありがたみ、を理解
する事が賢明だと思います。
日本は、やはり平和な国である、という感謝を心したいと思います。

Posted by もも at 2016年03月23日 05:10 | 返信

先生。こんにちは。
ベルギーの事、私もお祈りします。
2000年をベルギー(なんとか広場→気になる)で迎えられたんですね。

ふと私、何してたかしらと思いだしたら周りでミレニアム婚よと年内に籍を急いで入れる
友人カップルを尻目に「ノストラダムスの大予言」が怖くて最後の晩餐は実家で家族でと
私も(先生とは違う意味で)震えながら2000年を迎えた事を思い出しました。
予言が当たらなくて良かったです。
日本も私も平和です。

追伸 お忙しい様ですが、お体ご自愛くださいね。

Posted by 匿名 at 2016年03月23日 06:09 | 返信


報道を見逃していて今、きちんと見て大変な事件だと再認識し先ほどのコメントが軽いコメントになってしまい申し訳なくコメントし直しに来ました。
改めて今回のテロに会われた方々、ご家族、関係のある方々のご冥福をお祈りいたします。

Posted by 匿名 at 2016年03月23日 07:17 | 返信

一般大衆を犠牲にしている処が、戦略として失敗している。
自爆と言う手段は、なんとなく太平洋戦争中の、特攻隊を思い出させて、悲しい。
特攻隊は、あくまで敵の軍艦を目標にしたので、一般大衆を目標にしたのではない。
しかし、あまりにもアメリカ軍を恐怖に曝せたので、原爆を使うと言う手段に代わったと言う説もある。
(石油の産油国)という中近東の悲劇は歴史が古いので難しいけれど、石油の権利が産油国に戻ることを祈る思いです。

Posted by 匿名 at 2016年03月25日 08:08 | 返信

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