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降圧剤(ARB)で若返り

2011年12月11日(日)

昨夜は、ARBという降圧剤の勉強会に参加した。
テルミサルタンというARBは、ミトコンドリアを増加させる。
若返りの薬としての可能性を調べる研究(アテンプト試験)が継続中。
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日本循環器病学会副理事長の
熊本大学の小川先生が中心となり
研究が進んでいる。

以下、医師向けのサマリー

@@@@@@@@@@@@@@@@@

Cardiovascular Protection Conference

 

「日本における循環器疾患のエビデンス」

熊本大学 小川久雄教授の講演

 

心筋梗塞後に日本人はCCBを使い過ぎ?

諸外国は、βブロッカ―を使っている。

研究の結果、CCBが優れていることが分かった。

 

スタチンが二次予防に有効との日本の研究成果(MUSASHI)

高齢糖尿病の一時予防にアスピリンが有効。

しかし心血管性疾患を有する高齢高血圧患者には

ARBとCCB併用も有効である。

 

テルミサルタンは内臓脂肪を抑制する。

CTでの「心のう脂肪」に着目した研究も進んでいる。

それは頸動脈プラークの減少とも相関する。

 

テルミサルタンでミトコンドリアが多くなるのは若返り現象。

ARBの中でテルミサルタンのみがこれを増やす。


それにはAMPKが関与している。

すなわちテルミサルタンがAMPKを活性化する。

AMPKは、運動でも増える。

 

アテンプト試験が現在進行中


テルミサルタン投与で、高感度CRP
,アデイポネクチン、BNPなどの

バイオマーカーの変動が研究中。


これらのバイオマーカーと心血管イベントの関係は興味深い。

イベント抑制効果が期待されている。

 

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