ウミガメの歴史は、何十億年変わらない。
ヒトの歴史は、たかだか５００万年で絶えず変化している。
その差は、何百倍。

どちらが進化した動物と言えるのか？

ウミガメは何十億年前にすでに完成されていたのだ。
究極の形として、あの姿があっるのだ。
究極にす優れているので、変わらないし、存続した。

あのウミガメにはそんな秘密があったのか？

ウミガメの産卵についてはあまり知られていない。

どこで
どれだけ
どうやって、産卵しているのか。

日本ウミガメ研究会（会員数２０００人）の研究で
全貌が徐々に明らかになってきた。

産卵地は、近畿以南の太平洋岸。
和歌山、高知、宮崎、鹿児島、沖縄諸島・・・
中でも、屋久島が最大の産卵地。

私の好きな場所ばかり。

この１１月１７日にも沖永良部島でウミガメ学会が開催された。
楽しそうな学会だ。
私も行きたーい！

人間は変わる。
短時間で変わるし、
時間軸を変えても、多様性は著しい。

しかし、ウミガメの姿は変わらない。
黄金比を何十億年保ち続けている。
すごい遺伝子を持っているのだ。

変化しようとするエネルギーを抑えることが
可能な仕組みを、遺伝子に内包している。

だから人間より進化している動物なのだ。

「ヒトとウミガメの比較生物学」から学ぶ点は多い。

ヒトよりずっと進化した動物であるウミガメに
ヒトはもっと見習わなくてはならない。