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5月24日(土)国宝薬師寺展の行列に日本人の可能性を感じた

2008年05月24日(土)

524日(土)夕方は、C型肝炎のインターフェロン治療の勉強会が東京品川であり、全国から1000人以上の専門医が集まりました。インターフェロン注射にローコールという有名なコレステロールの薬を併用するとなぜか成功率が高まる、という耳新しい話もありました。顔見知りの先生にも何人か会い、懇親会では医療崩壊の現状を聞きました。

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 ある若い先生に、以前私が講演した「肝硬変症の在宅医療」について質問されました。確かに、インターフェロン治療可能なC型肝炎患者さんのためには、こんなに多くの医師が集まるのに、もはや治療できない末期肝硬変の在宅療養は、在宅関係者すら話題にすらしないのは何か変です。

 私の周りには、末期肝硬変患者が沢山おり、毎日、アンモニア対策、腹水対策、出血対策などで走りまわっているのに、在宅医療の教科書にはその項目がなく、まだ体系化されていないのです。だから2月の在宅医学会総会でも発表したのですが、まだまだやる余地があると感じました。今のところ「肝硬変の在宅医療のストラテージ確立」にはまだまだ孤軍奮闘です。


 翌
25日(日)は、雨も上がり、上野の東京国立博物館へ「国宝薬師寺展」を見にいきました。平城遷都1300年と聞き、反射的にたしか空海生誕が1200年だったなと連想しました。上野は、お気に入りのスポットで1日中いたい場所です。前回も晩秋に「日本の仏像展」を鑑賞し、博物館のライトアップが素晴しかったところです。

 到着すると、長蛇の列で「入館、まで待ち時艱40分」とのこと。先日、京都の護国寺での伊藤若沖展の時も平日にも関わらず2時間待ちましたが、今日も行列に並びました。

 
 その間、カバンの中に入れていた関岡英之著「仕組まれた構造改革と汎アジア共同体構想」という本を読みました。日本がいかにアメリカに利用されているか、そして詳報操作で騙されているか、郵政民営化も医療制度改革も、既に10年以上前からアメリカにより仕組まれたシナリオにすぎないことなどが、大変分かり易く書いていました。日本人は、「もっと自国の歴史に誇りを持つべき」というページに来たときには、思わず周りの人の顔を見渡しました。老若男女、カップルも多数、隣には動物園もあるのに静かに、国宝・日光、月光菩薩を見るために、黙々と並んでいる。同じ日本人としてこんな喜ばしいことはない!と変に感心しました。単に年をとっただけなのでしょうか。

 そういえば、一昨日の朝、7年間寝たきりのあ母さんの自宅介護を24時間365日続けている息子さんと、朝っぱらから「後期高齢者医療制度」について雑談したとき、彼の口から出てきた本が「奪われる日本」http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31758414

で、びっくりしました。この関岡英之氏の著書が、今後の日本に大きな影響を与える予感がします。私の当面の教科書にするつもりです。


  40分で丁度、本を読み終わったところで、めでたく入場。鑑賞した印象は、ひとことで言うと「奈良はホンワカして癒されるなー」という感じでした。京都もいいけど、「まほろば」もいい。待っててよかった。疲れた時は特に「まほろば」だ。おそらく多くの日本人がそう感じるだろう。奈良時代の仏像はおおらかで、当時は、仏と神の区別もなく、ホントいい感じです。この冬に奈良公園の裏にある「朽」という中華料理屋さんで、医者仲間と食事をしたのですが、店を出ると鹿が出迎えてくれました。何かの錯覚かと思いましたが、これが奈良なんですね。「朽」を思い出して、また行きたくなりました。

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この記事へのコメント

あなたの知らない日本史をどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。

Posted by omachi at 2020年04月13日 07:27 | 返信

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