午前中は、名著「ケア学」で有名な千葉大学の広井良典先生の講演を聞き、終了後に名刺交換しました。また、日本福祉大学の近藤教授の「グループホームに複数の医師がはいること」の話を聞き、講演終了後に彼とも少し話しました。

　外来治療はフリーアクセスなのに、何故、施設主治医は選べないのか？せめて複数の医師が入ることで、いい緊張感が生まれ、質の担保がされるので、もっとこの話をして頂くよう頼みました。
　
　午後から、私が訪問看護制度の改善案について発表しました。在宅医療は楽しいのですが、制度が大変複雑で皆さん困っています。特に訪問看護は、医師の意見書と、ケアマネージャーのケアプランの２重の制約の中にあります。私は、３年前からこれを「医療と介護の狭間でうごめく訪問看護」として、制度の弊害を世に訴えてきました。今回、いわばその集大成を発表しました。　
　
　事前にメーリングリスト上でも、阪神間の在宅医の意見を伺いましたが、全員賛成で、今まで反対した人は一人もいません。一般の人に説明するのに３０分かかる、この複雑な訪問看護制度。これをなんとかしないと、在宅医療が推進できないと考えています。