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7月29日(火) 突然、地域医療連携・勤務医委員会の委員長を拝命しました。
2008年07月29日(火)
今日は晴天の霹靂で、尼崎市医師会の新しく設置された委員会「地域医療連携・勤務医委員会」の委員長とやらを拝命しました。そして、理事会から尼崎市の「在宅医療機関の名簿」を来年3月までに作成するようとの、ご指示を頂きました。
国を挙げての在宅医療推進が謳われていますが、地域においてはまだまだです。在宅療養支援診療所に全国で1万件もが手を挙げていますが、実際に機能しているのは、その5%以下とも言われています。事実、医師会でも、在宅医療はタブー視されているようで、在宅医療に関する私の意見などは一切無視されてきました。
一方、病院側、市民側からの在宅医療への要望は大変大きく、私自身も、啓発活動や学生教育に奔走する毎日です。医師会以外は、すべて情報開示を強く求めていますが、これまで在宅医療機関の機能情報は、ほとんど非公開でした。病院側は、この情報が当然とても欲しく、どこへ行っても、結局この話題になります。病院からの要請もあり、ちょうど出版社と相談をしているところで、いいタイミングでした。
さっそく各委員の先生方を中心に、以下の3点について、ご議論をお願いしました。
1 在宅医療を行う医療機関が行う医療行為を明記した冊子の作成と配布
2 上記情報の尼医HP上での公開
3 1および2の対象を、医療機関(医療者)のみにするか市民にも広げるか
これまで、例えば、駐車場の有無を公開することは、「平等性に反する、ないし個人情報保護法に反する」とのご意見があり、前に進みませんでした。駐車場情報がダメなら、医療行為(IVH管理とか)の情報なぞは、論外となります。
私は、時の流れには逆らえないと思います。病院機能公開の流れは、すでに診療所機能公開の流れに、確実に移りつつあります。この際、思い切って、病院のみならず、市民への全部公開する方向で考えています。尼医HPを活用すれば可能です。
現在、日本の在宅医療は、尾道方式と長崎方式で動いています。是非、本委員会から、新しい「尼崎方式」が生まれることを願って活動していきたいと思います。
私の、在宅医療に関してのこれまでの活動は、講演、雑誌のほか、テレビ報道などでは、
●一昨年、日本で初めて在宅医療をテーマにした連続テレビドラ「新・命の現場から」を監修、演技指導、いたしました。中村玉緒さんが、訪問婦長さん役をされました。
●昨年は、関西テレビの報道番組アンカーの「終末期医療の現場から」で、私に密着取材し、報道して頂きました。
●兵庫県いのちと生きがいプロジェクト「生と死を考える市民フォーラム」を、昨年開催し、多数の市民と、在宅医療について考えました。(県尼の藤原院長にも来ていただきました)今年も8月4日、県庁に行き、知事や邉見先生の前で公開プレゼンテーションします。
また、これまで、尼崎周辺では、以下の4つの勉強会の設立に関わってきました。
・阪神ホームホスピスを考える会
(桜井隆先生代表、12回開催)
・ケアマドの会 ―医師とケアマネージャーの連携の会―
(綿谷先生代表、5回開催)
・尼崎在宅医療の病診連携を考える会
(綿谷先生代表、11月20日、第2回目開催)
・尼崎在宅緩和ケアセミナー
(長尾代表 8月30日、第1回開催)
8月30日(土)は、「国会活動報告」や、今月、千葉幕張メッセで開催された「日本ホスピス在宅ケア研究会全国大会」での自分の講演2本のまとめなどを、前座講演として、メインは、神戸市の関本雅子先生に「在宅医療における緩和ケアー最近の話題ー」を、お話しいただきます。ホテルホップインアミングで4?6時です。
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