９月の初めの月曜日だというのに、夜、大阪で糖尿病の勉強会がありました。順天堂大学の河盛教授が大阪に来られるとのことで、太田副院長と駆けつけました。会場は、すでに１８０人もの医師で超満員でした。

　ランタスという一日中ジワーと効くインスリンが使えるようになり、インスリン治療が大きく変わりました。飲み薬をめいっぱい飲んでも、血糖コントロールがイマイチの患者さんには、外来で少量のランタスというインスリンを導入すれば、劇的に効果があるという、何度も聞いている内容でしたが、河盛教授の情熱的な話しぶりには、つい吸い込まれました。

　
　患者さんの役に立ちたいという、いわば当たり前ではあるが、医師の使命感から出る情熱は、若い医師たちの心を動かす。当り前のことを、改めて確認した夜でした。